KENWOOD L−07D. 2台目修理記録
梱包はこちらを参考     平成21年2月25日到着  3月11日完成
A. 修理前の状況
  • PLLがロックせず。

B. 原因
  • 経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    OP−AMP交換。
    各種注油。

D. 使用部品
  • 半固定VR                          7個。
    電解コンデンサー                     12個。
    OP−AMP                          5個。

       
E. 調整・測定

F. デジタルオシロで最終計測・調整
           機器は デモで拝借Agilent Technologies DSO3102A  YOKOGAWA DLM2024


G. 修理費         70,000円  「オーバーホール修理」

S. KENWOOD L−07D の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
A1A. 点検中 1梱包にしたので、この大きさ! <<梱包はこちらを参考>> 
A1B. 点検中 タンテーブル軸の緩衝材! もう少し柔らかい素材にしたい。
A2. 点検中 全体前上から見る。
A3A. 点検中 上から見る。
A3B. 点検中 ターンテーブルを外し、上から見る。
A3C. 点検中 モーター部拡大。
A4A. 点検中 下から見る。
A4B. 点検中 モーター固定ネジが錆び発生。
A4C. 点検中 右側「持ち手」の固定ネジに錆び発生。
A4D. 点検中 左側「持ち手」の固定ネジに錆び発生。
A5A. 点検中 モーターフィールドコイル。
A5B. 点検中 モーターフィールドコイル2。
A5C. 点検中 モーターフィールドコイル3。
A5D. 点検中 モーターフィールドコイル4。
A6A. 点検中 電源・制御部、 上から見る
A6B. 点検中 電源・制御部、 下から見る
A6C. 点検中 電源・制御部、 ケースを取り、上から見る、トランスの鉄心に錆び発生。
A6D. 点検中 電源・制御部、 右上から見る
A6E. 点検中 電源・制御部、 左上から見る
A7A. 点検中 電源定電圧基板、黒く酸化」したOP−AMP足。
A7B. 点検中 電源定電圧基板、黒く酸化」したOP−AMP足2。
C. 修理状況
C1A. 修理前 電源定電圧基板
C1B. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー3個、OP_AMP(オペアンプ)1個交換
C1C. 修理前 電源定電圧基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏
C1E. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C2A. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング
C2B. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピングに半田をしみこませる。
C2C. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング2
C2D. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピング2に半田をしみこませる。
C3A. 修理前 制御基板
C3B. 修理後 制御基板 電解コンデンサー5個、半固定VR7個、OP_AMP(オペアンプ)4個交換
C3C. 制御基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C3D. 修理前 制御基板裏
C3E. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C3F. 完成制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C4D. 修理前 SW基板裏
C4E. 修理(半田補正)後 SW基板裏
C4F. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C5A. 修理前 SW基板裏、 ラッピング
C5B. 修理(半田補正)後 SW基板裏、 ラッピングに半田をしみこませる。
C6A. 修理前 AMP・コネクター基板
C6B. 修理後 AMP・コネクター基板 電解コンデンサー4個交換
C6C. 完成AMP・コネクター基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C6D. 完成AMP・コネクター基板
C6E. 修理前 AMP・コネクター基板裏
C6F. 修理(半田補正)後 AMP・コネクター基板裏
C6G. 完成AMP・コネクター基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C7. 修理中 ブレーキ分解・点検・清掃・給油
C8A. 修理前 モーター分解、回転センサー(発電機)=FGコイル。
C8B. 修理後 モーター分解、回転センサー(発電機)に絶縁コートを塗る。
C8C. 修理中 モーター分解、軸受けにグリス(オイル)が殆ど無い!
C9A. 修理前 モーター分解、フィールドコイル。
C9B. 修理後 モーター分解、フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる。
CAA. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる−1
CAB. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる−2
CAC. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる−3
CAD. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる−4
CAE. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる−5
CBA. 修理前 モーター分解、回転子下磁石。
CBB. 修理前 モーター分解、回転子下磁石拡大、FGコイルのパターンが写っている。
CBC. 修理(清掃)後 モーター分解、回転子下磁石。
CBD. 修理前 モーター分解、回転子上磁石。
CBE. 修理前 モーター分解、回転子上磁石拡大、前回の修理で補修!
CBF. 修理前 モーター分解、回転子軸のキズ。
CBG. 修理前 モーター分解、軸受けと受け玉、グリス(オイル)が殆ど無い!
CBH. 修理(清掃)後 モーター分解、回転子上磁石。
CBI. 完成モーター
CCA. 修理中 モーター固定ネジ+持ち手の固定ネジ。
CCB. 修理中 モーター固定ネジ+持ち手の固定ネジ、厚紙で固定して塗装する。
CCC. 修理中 モーター固定ネジ+持ち手の固定ネジ、厚紙で固定して塗装する。
CCD. 修理前 モーター固定ネジが錆び発生。
CCE. 修理後 モーター固定ネジ
CCF. 修理前 右側「持ち手」の固定ネジに錆び発生。
CCG. 修理後 右側「持ち手」の固定ネジ
CCH. 修理前 左側「持ち手」の固定ネジに錆び発生。
CCI. 修理後 左側「持ち手」の固定ネジ
CDA. 修理中 前右足の点検・清掃・給油
CDB. 修理中 前左足の点検・清掃・給油
CDC. 修理中 後右足の点検・清掃・給油
CDD. 修理中 後左足の点検・清掃・給油
CDE. 修理後 足の点検・清掃・給油
CEA. 修理前 電源トランス錆び
CEB. 修理後 電源トランス、錆び止めの為、ラッカーを塗る
CFA. 交換部品
CFB. 交換部品、足が真っ黒に腐食したOP−AMP
CFC. 交換部品、足が真っ黒に腐食したOP−AMP、反対側
CGA. 修理前 電源・制御部
CGB. 修理後 電源・制御部
CGC. 修理前 電源・制御部、 右上から見る
CGD. 修理後 電源・制御部、 右上から見る
CGE. 修理前 電源・制御部、 左上から見る
CGF. 修理後 電源・制御部、 左上から見る
CHA. モータ固定する
CHB. タンテーブル固定ブラケット取り付け
CHC. タンテーブル取り付け
CHD. タンテーブル部拡大
CHE. ステンレス製スタビライザー取り付けて完成
E. 調整・測定
E1. 調整・測定  
E2. 33回転、ストロボ
E3. 45回転、ストロボ
F1. デジタルオシロで最終計測・調整
F11. 左のデジタルオシロはデモで拝借デモで拝借<<Agilent Technologies DSO3102A >>
F13A. 33回転PLL制御波形
F13A. 45回転PLL制御波形
F2. デジタルオシロで最終計測・調整
F21. 左のデジタルオシロはデモで拝借<<YOKOGAWA DLM2024>>
F22A. 33回転駆動電流波形
F22A. 45回転駆動電流波形
F23A. 33回転PLL制御波形
F23B. 45回転PLL制御波形
E4.  完成24時間エージング、右はMICRO RY−5500U 6台目
S. KENWOOD L−07D の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル L−07D
フォノモーター部
駆動方式 ダイレクトドライブ
モーター クォーツPLLリバーシブルサーボスロットレスDCモーター
最大トルク 2.5kg・cm以上(電子ブレーキ内蔵)
ターンテーブル 直径33cmアルミダイキャスト+ジュラルミン複合構造、重量2.9kg
ターンテーブルシート 非磁性体(サス303)ステンレス2.6kg
慣性モーメント 1.025ton・cm2(ターンテーブルシート含む)
回転数 33 1/3、45rpm
ワウフラッター 0.01%以下(ロータリーエンコーダー)
0.004%以下(FG直読法)
0.016%以下(WRMS)
SN比 94dB(DIN-B)
65dB(JIS)
トランジェント負荷特性 0.00015%以下(400Hz、33 1/3、20g・cm負荷)
0.00008%以下(1kHz、33 1/3、20g・cm負荷)
定常負荷特性 0%(針圧120gまで)
起動特性/停止特性 2.5秒以内
回転数偏差 0%(測定限界外)
時間ドリフト 0%(測定限界外)
温度ドリフト 0%(測定限界外)
電源電圧特性 0%(±10V)
トーンアーム部
型式 スタティックバランスユニバーサルタイプJ字型アーム
アーム実効長 245mm
オーバーハング 15mm
トラッキングエラー +2゜26'〜、-1゜11'〜、+1゜48'(センターから50mm〜150mm)
針圧可変範囲 0〜2.0g(0.1gステップ)
適用カートリッジ重量 0〜9g(付属シェル使用時)
9g〜22g(サブウェイト使用時)
適用カートリッジ重量 10g〜34g
付属シェル カーボンファイバー積層ヘッドシェル12g
アーム高さ調整 6mm
総合特性
付属機構 スタティック型アンチスケーティング
ヘリコイド方式アーム高さ調整
コレットチャック方式アームロック
大型アームコネクター(ロックナットつき)
リッツ2芯シールドオーディオコード
無反動オイル式アームエレベーション
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W(電気用品取締法)
寸法/重量/価格
外形寸法 本体=幅555×高さ160×奥行470mm
    幅555×高さ160×奥行489mm(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=130(幅)×110(高さ)×356(奥行)mm
重量 本体=33kg
    33.8kg(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=4.1kg
価格 \380,000(1979年発売)
\450,000(1982年頃)
                     l-07d-2-2t
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