Technics SP−10MKU. 6台目修理記録
梱包はこちらを参考   平成21年8月25日持込み  9月9日完成
寸評 カスタムLSIが使用されていないので、今後も修理部品に不安が無く、長く使用出来ます。
    機械的な消耗品は軸ですので、注油を忘れずにする事。
A. 修理前の状況
  • 回転が不調。

B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    ストロボ分解清掃。
    モーター分解・清掃・修理・給油。

D. 使用部品
  • 半固定VR           4個。
    フイルム・コンデンサー     2個。
    電解コンデンサー       30個。

E. 調整・測定

F. 修理費   80,000円 オーバーホール修理。

M. ターンテーブル裏の張り物修理

S. Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A1. 点検中 全体見る。
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 ターンテーブルを外し、上から見る
A23. 点検中 前上から見る
A24. 点検中 後上から見る
A31. 点検中 下から見る
A32. 点検中 下前から見る
A33. 点検中 下後から見る
A41. 点検中 ターンテーブル。
A42. 点検中 ターンテーブル裏。
A43. 点検中 ターンテーブルシート(マット)。
A44. 点検中 ターンテーブルシート(マット)裏の製造日付は 昭和50年(1975)11月28日
A51. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A52. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 オイルが漏れて付着している!
A61. 点検中 電源部を上から見る
A62. 点検中 電源部を右上から見る
A63. 点検中 電源部下から見る
A64. 点検中 電源部下左から見る
A65. 点検中 電源部前から見る
A66. 点検中 電源部後下から見る
A71. 点検中 電源部、ケースを取り、上から見る
A72. 点検中 電源部、ケースを取り、右上から見る
A73. 点検中 電源部、ケースを取り、左上から見る
C.修理状況
C1. 修理中 電源、基板を取り外したところ。
C11. 修理前 電源定電圧基板
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー7個、半固定VR2個交換
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏
C15. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理後 電源ヒューズ基板
C22. 修理前 電源ヒューズ基板裏
C23. 修理(半田補正)後 電源ヒューズ基板裏
C24. 完成電源ヒューズ基板裏 洗浄後
C32. 修理中 電源コネクター点検・補修
C41. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板
C42. 修理後 基準発生・速度切替え分周基板 電解コンデンサー7個交換
C43. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C44. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板裏
C45. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板裏
C46. 完成基準発生・速度切替え分周基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 駆動基板
C52. 修理後 駆動基板 電解コンデンサー13個交換
C53. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C54. 修理前 駆動基板裏
C55. 修理(半田補正)後 駆動基板裏
C56. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 速度制御基板
C62. 修理後 速度制御基板 電解コンデンサー1個、半固定VR2個交換
C63. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C64. 修理前 速度制御基板裏
C65. 修理(半田補正)後 速度制御基板裏
C66. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 メイン基板
C72. 修理(半田補正)後 メイン基板 電解コンデンサー1個交換
C73. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C74. 修理前 メイン基板裏
C75. 修理(半田補正)後 メイン基板裏
C76. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C81. 修理前 SW基板裏
C82. 修理(半田補正)後  SW基板裏
C83. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C91. 修理中 メカニカルブレーキ。 メカ部を長持ちさせる為に、弱めに設定。
CA1. 修理中 モーター分解・清掃・給油。
CA2. 修理中 回転子。
CA3. 修理後 回転子。 錆止めを軽く塗布する。
CA4. 修理中 回転子軸。 すこし擦れ跡がある。
CA5. 修理中 固定子巻き線。
CB. ストロボ清掃
CC1. 交換部品
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
CD3. 修理前 電源部
CD4. 修理後 電源部
CD5. 修理前 電源部を右から見る
CD6. 修理後 電源部を右から見る
CD7. 修理前 電源部を左から見る
CD8. 修理後 電源部を左から見る
E. 調整・測定
E1. 測定・調整  
    写真紛失
E31. 33回転(ロック)、ストロボが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E32. 45回転(ロック)、ストロボが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E33. 78回転(ロック)、ストロボでが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E41. ストロボで点検、33回転。
E42. ストロボで点検、45回転。
E5.  完成24時間エージング
M. ターンテーブル裏の張り物修理
M1. 回転中に僅かにスリ音がする、 ターンテーブル裏の張り物が原因。 接着材の経年劣化が原因。
M21. 修理中 裏の張り物が浮いている。
M22. 修理中 裏の張り物が浮いている。
M31. 修理中 接着材を流し込み、万力で押さえる。
M32. 修理中 接着材を流し込み、万力で押さえる。
M33. 修理中 接着材を流し込み、万力で押さえる。
S.Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)
駆動形式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロ−ル
ターンテーブル アルミダイカスト製 直径32.0cm,重量3.0kg
回転数 33 1/3,45,78.26rpm
起動トルク 6kg・cm
起動特性 0.25秒で定速回転(331/3rpm時)
負荷変動 5kg・cm以内、 0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%WRMS(JIS C5521)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 16W
外形寸法 (本体)   幅386.5×高さ102.5×奥行368.5mm
(電源部) 幅110×高さ83.5×奥行370mm
重量 (本体)9.5kg。  (電源部)3.8kg
                      10mk2-62b
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