Technics SP−10MKU. 7台目修理記録
梱包はこちらを参考   平成21年10月23日到着  11月2日完成
寸評 カスタムLSIが使用されていないので、今後も修理部品に不安が無く、長く使用出来ます。
    機械的な消耗品は軸ですので、注油を忘れずにする事。
A. 修理前の状況
  • 回転制御不能で高速回転。

B. 原因
  • 経年変化
    モーター回転数、感知巻き線(FGコイル)断線
C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    ストロボ分解清掃。
    モーター分解・清掃・修理・給油。

D. 使用部品
  • 半固定VR          4個。
    フイルム・コンデンサー   2個。
    電解コンデンサー     30個。

E. 調整・測定

F. 修理費   90,000円 オーバーホール修理。

M. モーター回転数、感知巻き線断線修理

S. Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)

Y. ユーザー宅の設置状況

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 元箱入りで到着。
A12. 点検中 中のクションも完備。
A13. 点検中 全体見る。
A21. 点検中 上から見る、 ストッパーも装着して有る。
A22. 点検中 ターンテーブルを外し、上から見る
A23. 点検中 前上から見る
A24. 点検中 前右から見る
A25. 点検中 後上から見る
A26. 点検中 後左から見る
A31. 点検中 下から見る
A32. 点検中 下前から見る
A33. 点検中 下前左から見る
A34. 点検中 下後から見る
A35. 点検中 下後右から見る
A41. 点検中 ターンテーブル。
A42. 点検中 ターンテーブル裏。
A51. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A52. 点検中 基板を取り去り、下から見る。
A61. 点検中 電源部 上から見る
A62. 点検中 電源部 前から見る
A63. 点検中 電源部 前右から見る
A64. 点検中 電源部 後から見る
A65. 点検中 電源部 後左から見る
A71. 点検中 電源部 下から見る
A72. 点検中 電源部 下前から見る
A73. 点検中 電源部 下前左から見る
A74. 点検中 電源部 下後から見る
A75. 点検中 電源部 下後右から見る
A81. 点検中 電源部、ケースを取り、上から見る
A82. 点検中 電源部、ケースを取り、右上から見る
A83. 点検中 電源部、ケースを取り、左上から見る
A91. モーター回転数、感知巻き線断線
A92. 電源電解コンデンサー、 液漏れ?
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 電源、基板を取り外したところ。
C11. 修理前 電源定電圧基板
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー7個、半固定VR2個交換
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C131. 修理中 電源定電圧基板裏、端子ピンの補強、半田だけではなく線でからげて固定する。
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏
C15. 修理中 電源定電圧基板裏。
          余分なフラックスを落とす、1連の作業の中で、1番時間の掛かる、退屈な作業。他の基板は撮影省略。
C16. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理後 電源基板
C22. 修理前 電源基板裏
C23. 修理(半田補正)後 電源ヒューズ基板裏
C24. 完成電源ヒューズ基板裏 洗浄後
C31. 修理中 電源コネクター、点検・補修
C32. 修理中 電源コネクター、 錆び落とし後。
C41. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板
C411. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田1
C412. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田1
C413. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田2
C414. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田2
C42. 修理後 基準発生・速度切替え分周基板 電解コンデンサー7個交換
C43. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C44. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板裏
C45. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板裏
C46. 完成基準発生・速度切替え分周基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 駆動基板
C511. 修理前 駆動基板、スルホール半田1。
C512. 修理(半田補正)後 駆動基板、スルホール半田1
C513. 修理前 駆動基板、スルホール半田2。
C514. 修理(半田補正)後 駆動基板、スルホール半田2。
C52. 修理後 駆動基板 電解コンデンサー13個交換
C53. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C54. 修理前 駆動基板裏
C55. 修理(半田補正)後 駆動基板裏
C56. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 速度制御基板
C611. 修理前 速度制御基板、スルホール半田1。
C612. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田1。
C613. 修理前 速度制御基板、スルホール半田2。
C614. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田2。
C615. 修理前 速度制御基板、スルホール半田3。
C616. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田3。
C617. 修理前 速度制御基板、スルホール半田4。
C612. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田4。
C62. 修理後 速度制御基板 電解コンデンサー1個、半固定VR2個交換
C63. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C64. 修理前 速度制御基板裏
C65. 修理(半田補正)後 速度制御基板裏
C66. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 メイン基板
C711. 修理中 メイン基板、銅箔半田広げる。
C72. 修理(半田補正)後 メイン基板 電解コンデンサー1個交換
C73. 完成メイン基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C74. 修理前 メイン基板裏
C75. 修理(半田補正)後 メイン基板裏
C751. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田。
C752. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田。
C753. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田2。
C754. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田2。
C755. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田3。
C756. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田3。
C757. 修理中 メイン基板裏、銅箔半田広げる。
C758. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、銅箔半田広げる。
C759. 修理中 メイン基板裏、銅箔半田広げる2。
C760. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、銅箔半田広げる2。
C76. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C81. 修理前 SW基板裏
C82. 修理(半田補正)後  SW基板裏
C821. 余分なフラックスを落とした、SW基板裏。 1連の作業の中で、1番時間の掛かる、退屈な作業。他の基板は撮影省略。
C83. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C91. 修理中 メカニカルブレーキ。 メカ部を長持ちさせる為に、弱めに設定。
CA1. 修理中 モーター分解・清掃・給油。 経年劣化で、オイルか固着している!。
CA2. 修理中 回転子。
CA3. 修理後 回転子。 錆止めを軽く塗布する。
CA4. 修理中 回転子軸。 すこし擦れ跡がある。
CA5. 修理後 固定子巻き線。
CB1. ストロボ清掃
CB2. ストロボ清掃、 ストロボ白光管(ネオン管)はまだ十分綺麗。
CC1. 交換部品
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
CD3. 修理前 電源部
CD4. 修理後 電源部
CD5. 修理前 電源部を右から見る
CD6. 修理後 電源部を右から見る
CD7. 修理前 電源部を左から見る
CD8. 修理後 電源部を左から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 測定・調整  
E21. PLL−33回転(ロック)。
E22. PLL−45回転(ロック)。
E23. PLL−78回転(ロック)。
E31. 33回転。
E32. 45回転。
E33. 78回転。
E41. ストロボで点検、33回転。
E42. ストロボで点検、45回転。
E5.  完成24時間エージング、ストロボ使用の撮影なので、固定写真。
M. モーター回転数、感知巻き線修理。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
M11. モーター回転数、感知巻き線「FG−コイル」断線
M12. 「FG−コイル」修理前、 修理履歴あり。
M13. 修理前 アマチュアコイルの引き出し線A2、 エナメル線の絶縁+レジスト液のみで!。
M131. 修理中 アマチュアコイルの引き出し線A2、拡大。
M14. 修理前 アマチュアコイルの引き出し線A3、 エナメル線の絶縁+レジスト液のみで!
M141. 修理中 アマチュアコイルの引き出し線A3、拡大。
M15. 「FG−コイル」修理中。 巻き返しをする。 過度の注油で、ここまでオイルが浸透!
M16. 「FG−コイル」組み付け、修理後。
M16. 完成「FG−コイル」。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
Y2. 設置状況.
S.Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)
型式 ダイレクトドライブターンテーブル SP−10mkU
駆動形式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロ−ル
ターンテーブル アルミダイカスト製 直径32.0cm,重量3.0kg
回転数 33 1/3,45,78.26rpm
起動トルク 6kg・cm
起動特性 0.25秒で定速回転(331/3rpm時)
負荷変動 5kg・cm以内、 0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%WRMS(JIS C5521)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 16W
外形寸法 (本体)   幅386.5×高さ102.5×奥行368.5mm
(電源部) 幅110×高さ83.5×奥行370mm
重量 (本体)9.5kg。  (電源部)3.8kg
備考 プラグを差し込んだ状態ではさらに奥行85mmが必要
価格 ¥150,000(1976年頃)
                      10mk2-73o
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2021 Amp Repair Studio All right reserved.