LUXMAN T−50A修理記録
2017/12/2到着  2018/5/19完成>
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。


B. 原因
  • オーバーホール修理依頼。
    各部経年劣化。

C. 修理状況


K. 木製ケース・後パネル修理・塗装

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−(オ−デオコンデンサー使用)   42個。
    TR(トランジスター)               4個。
    フイルムコンデンサー              2個。
    半固定VR                     7個。
    3Pインレット。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ 1個。
    テフロン絶縁型                  1組2個。
    F型端子                     1個


E. 調整・測定
F. 修理費  
50,000円   オーバーホール修理。
                    3台目からの、お馴染みさん価格。

S. LUXMAN T−50A の仕様(マニアル・カタログより)

Y. ユーザー宅の設置状況

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 木箱から出し、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 下から見る
A32. 点検中 木箱から出し、下から見る
A41. 点検中 電源コード取り付け。
A42. 点検中 電源コード、3Pインレットに交換。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
A51. 点検中 出力RCA端子。
A52. 点検中 出力RCA端子。 テフロン絶縁型と交換。
A61. 点検中 FM−ANT端子。
A62. 点検中 FM−ANT端子。 F型端子増設。
C. 修理状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板
C112. 修理前 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板、電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤。
C113. 修理中 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コート液を塗布後。
C12. 修理後 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板  電解コンデンサー11個、半固定VR1個交換
C13. 修理前 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板裏
C14. 修理(半田補正)後 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板裏、 全半田やり直し。
C15. 完成CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 チューナ基板
C212. 修理中 チューナ基板、電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤。
C213. 修理後 チューナ基板、トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C214. 修理中 チューナ基板、電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤2。
C215. 修理後 チューナ基板、トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C24. 修理後 チューナ基板  電解コンデンサー32個、半固定VR6個、TR(トランジスター)4個交換
C25. 修理前 チューナ基板裏  
C26. 修理(半田補正)後 チューナ基板裏、 全半田やり直し。
C27. 完成チューナ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板2 
C32. 修理後 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板2。 電解コンデンサー2個交換
C33. 修理前 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板2裏 
C34. 修理後 CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板2裏。 全半田やり直し。
C35. 完成CLL方式同調システム(Closed Loop Locked System)基板2裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C4. 修理中 パネル清掃
C51. 修理前 電源コード。
C52. 修理中 電源コード、3Pインレットに交換。取り付け穴加工。
C53. 修理後 3Pインレット取り付。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C54. 修理後 3Pインレット裏配線。 アースはしっかりと取る。
C61. 修理前 FM−ANT端子、F型端子を増設。
C62. 修理中 FM−ANT端子、F型端子の取り付け穴加工。
C63. 修理後 F型端子の取り付け。
C71. 修理前 出力RCA端子。
C72. 修理(交換)後 出力RCA端子。
C8. 交換部品
91. 修理前 上から
92. 修理後 上から
K. 木製ケース・後パネル修理・塗装。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
K11. 修理前 前から見る。
K12. 修理後 前から見る。
K13. 修理前 後から見る。
K14. 修理後 後から見る。
K21. 修理前 前左から見る。
K22. 修理後 前左から見る。
K23. 修理前 後右から見る。
K24. 修理後 後右から見る。
K31. 修理前 上から見る。
K32. 修理後 上から見る。
K33. 修理前 下から見る。
K34. 修理後 下から見る。
K41. 修理前 後パネル。
K42. 修理(塗装)後 後パネル。 文字が消えない為と、錆止めのラッカースプレーを吹く。
K51. 修理中 反りに注意しながら、天日乾燥中。左端はKENWOOD KT−9007
           左から2番目木ケースはYAMAHA CR−800。 右から2番目木ケースはMarantz #120b CRT付チュ−ナ
E. 調整・測定。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
     <見方>
     上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         表示LED、 左端=変調度、 中左=メモリNo、 中右=出力周波数、 右端=出力レベル。
     中=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
E0. 民生器のアンテナ入力インピーダンス=75Ω、プロ器の測定機器=50Ω。 変換器を挿入するので5.7dB損失する。
E11. トラッキング調整、 76MHZのポイントで合わす。
E12. トラッキング調整、 90MHZのポイントで合わす。
E21. FM モノラル受信測定。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=84MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.377V、 歪み率=0.583%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.370V、 歪み率=0.574%。
E31. FM ステレオ受信測定。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.378V、 歪み率=0.466%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.370V、 歪み率=0.475%。
E32. FM ステレオ受信分離度測定。Log1348/23.2=35.3dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「R側信号」を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.348V、 歪み率=0.2056%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=23.2mV、 歪み率=2.25%。
E33. FM ステレオ受信分離度測定。Log1338/20.7=36.2dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「L側信号」を出す。 これを受信し出力を測定する。
         変調度=50%、 出力周波数=87MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=20.7mV、 歪み率=21.8%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」より測定。
         変調周波数=1kHz、 出力電圧=1.338V、 歪み率=0.2145%。
E41. 帯域測定。
E42. FM_IF_Wide帯域測定。
E43. FM_IF_Narrow帯域測定。
E45. AM_IF帯域測定。
E51. AMトラッキング調整 周波数=600kHz。
E52. AMトラッキング調整 周波数=1,600kHz。
E61. 完成、前右から見る。
E62. 完成、後左から見る。
E7.  24時間エージング。 右は、KENWOOD KT−9007
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. LUXMAN T−50A の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 AM/FMステレオ・チューナー T-50A/T-50
FMチューナー部
IHF実用感度 1.8μV/10.3dBf
50dBクワイティング感度 3.3μV/15.6dBf
SN比 75dB
周波数特性 30Hz〜15kHz ±0.5dB
歪率(wide、1kHz) mono=0.07%、 stereo=0.1%
キャプチャー比 wide=0.9dB、 narrow=1.8dB
2信号選択度(±400kHz) wide=40dB、 narrow=80dB
スプリアス特性 80dB
イメージ比 55dB
振幅変調抑圧度 60dB
ステレオセパレーション(wide) 100Hz=45dB、 1kHz=50dB
ミューティング・スレッショルド 10μV〜300μV
出力電圧 1V
出力インピーダンス 100Ω
AMチューナー部
IHF実用感度 250μV/m
イメージ比 50dB
IF妨害除去比 40dB
SN比 50dB
歪率 0.6%
出力電圧 0.3V
総合
出力電圧 FM=1V/100Ω、 AM=0.3V
付属回路 CLL回路
チューニングロック機構
IF帯域幅切替
センターインジケーター
FMミューティング・スイッチ
FMミューティング・レベル・コントロール
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 8W
外形寸法 幅466×高さ120×奥行350mm
重量 7kg
価格 69,000(1979年10月発売)
                   luxt50_25
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