Chrisk Kit P−35V. 2台目修理記録
 同時修理 Mark8D         2018/2/21到着    3/2完成
A. 修理前の状況
    • 親戚に貸していたクリスキットのセットを返却してもらったのですが、プリ、パワー共に不具合が出ており、軽く調べてみると自分の知識では修理できない範疇が修理対象になっている様子で、直していただけるところを探して貴社を見つけました。
      プリは、メインボリュームポットが破損しているようです。
      LRのバランスも効きません。音はかろうじて出ます。
      パワーは、どこかのトランジスタが飛んでしまっているようで両チャンネル全く音が出ません。
      私は半田コテは問題なく使えますし、イモはんだ発生率は1%位ですが、電子回路設計には疎いレベルです。
      購入は阪神淡路大震災の頃ですが、組み立てて使用を開始したのは2005年位からです。
      この先も大切に使いたいと思っておりますので、劣化しているコンデンサーなどは復元していただけるオーバーホール修理をお願いしたいと思っています。

B. 原因
  • 過大入力? 終段TR(トランジスター)劣化。
C. バラック修理状況
  • 終段TR(トランジスター)交換
    初段複合TR(トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換。
    配線手直し、補強。
    整流ブリッジ交換。
D. 使用部品
  • 終段TR(トランジスター)                  4個。
    初段複合TR(トランジスター)               2個。
    バイアス/バランス半固定VR              4個。
    SP出力フューズ                      2本。
    整流ブリッジ                         1個。

  • SP出力フューズ。
     SPが8Ωの場合下記が標準です。
     出力8W=1A
     出力18W=1.5A
     出力32W=2A


D. ユーザーへ供給する部品
  • 電解コンデンサー                      8個。
    フイルムコンデンサー                    2個。


F. 調整・測定

G. 修理費     45,000円   万事を考慮し、特別に通常修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. ChriskKit P−35V の仕様(カタログ・マニアルより)


A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. ボンネット(上蓋)を外し、上から見る。
A17. 点検中 ボンネット(上蓋)を外し、前上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A31. 点検中 手持ちTR(トランジスター)から、測定選別し使用。
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理前 右AMP部
C2. 修理前 左AMP部
C3. 修理前 温度感知安定ダイオードの取り付け。
C4. 修理後 温度感知安定ダイオードの取り付け。 放熱器に接触させる。
C5. 修理後
  • 終段TR(トランジスター)4個。
    初段複合TR(トランジスター)2個交換
    バイアス/バランス半固定VR4個。
    SP出力フューズ2本交換。
C9. 交換部品
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0128%歪み。
               L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0122%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.00836%歪み。
                L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.00899%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.00937歪み。
                L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.00966%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0096%歪み。
               L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0092%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0264%歪み。
            L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.0305%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.105%歪み。
              L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.110%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 50kHz入力、R側SP出力電圧8V=9W出力、 12.5%歪み。
              L側SP出力電圧8V=9W出力、 11.8%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E4. 完成  24時間エージング。 右はHITACHI Lo−D HMA−9500mkU. 60台目
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
S. ChriskKit P−35V の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ P−300S
定格出力 35W+35W
周波数特性 15〜30,000Hz
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅330×高さ190×奥行150mm
重量 6kg
価格 パーツセット価格\69,300
                       p35-3_2t
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