VENDETTA RESEARCH SCP-2A 修理記録
平成18年6月18日持込  8月27日完成
  • A.  修理前の状況
      個人的に海外から購入したフォノイコライザーAMPです。 開封したところ 「ベタベタ」と液体が機器に付着しています。
       コンデンサーの液漏れだと思います。 送り主からは、発送時はそんなことは決してないので搬送時のトラブル ではないかとの指摘。
      いずれにしましても、個人的にどうしても使いたかった機 器なので 先方には返送せず、何とか使用したいと思います

  • B. 原因・現状
  • T. 仮修理での測定

  • C. 修理状況
      電解コンデンサー交換
      OP−AMP交換
      フイルムコンデンサー交換

  • D. 使用部品
      オ−ディオ用電解コンデンサー             24個(ニチコン・ミューズ使用)
      OP−AMP                         4個
      フイルムコンデンサー                  12個

  • E. 調整・測定

  • F. 修理費       85,000円
                    オーバーホール修理

A. 修理前の状況
A−1. 点検中
T. 仮修理での測定
T1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
T2A. 修理前歪み率測定 出力電圧100mV 歪み率=0.8% 測定レンジ=1% 1000HZ入力  
T2B. 修理前歪み率測定 出力電圧100mV 歪み率=0.9% 測定レンジ=1% 400HZ入力 
T3. 点検中 入力を短絡してノイズの測定 上=B 下=A
T4. 点検中 フイルムコンデンサーは測定して選別して使用する
C. 修理状況
C1A. 修理前 AMP−A 上から見る
C1B. 修理後 AMP−A 上から見る
C2A. 修理前 MC−HEAD-AMP基板
C2B. 修理後 MC−HEAD-AMP基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー3個、半固定VR2個交換
C2C. 修理前 MC−HEAD-AMP基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 MC−HEAD-AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C2E. 完成MC−HEAD-AMP基板裏  洗浄後
C3A. 修理前 EQ−AMP基板
C3B. 修理後 EQ−AMP基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー3個、OP−AMP交換
C3C. 修理前 EQ−AMP基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C3E. 完成EQ−AMP基板裏  洗浄後
C4A. 修理前 AMP−B 上から見る
C4B. 修理後 AMP−B 上から見る
C5A. 修理前 MC−HEAD-AMP基板
C5B. 修理後 MC−HEAD-AMP基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー3個、半固定VR2個交換
C5C. 修理前 MC−HEAD-AMP基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 MC−HEAD-AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C5E. 完成MC−HEAD-AMP基板裏  洗浄後
C6A. 修理前 EQ−AMP基板
C6B. 修理後 EQ−AMP基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー3個、OP−AMP交換
C6C. 修理前 EQ−AMP基板裏
C6D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C6E. 完成EQ−AMP基板裏  洗浄後
C7A. 修理前 電源−A 上から見る
C7B. 修理後 上から見る
C8A. 修理前 電源基板
C8B. 修理後 電源基板 電解コンデンサー8個交換
C8C. 修理前 電源基板裏
C8D. 修理(半田補正)後 電源基板裏 全ての半田をやり修し洗浄後 
C9A. 修理前 電源−B 上から見る
C0B. 修理後 上から見る
CAA. 修理前 電源基板
CAB. 修理後 電源基板 電解コンデンサー8個交換
CAC. 修理前 電源基板裏
CAD. 修理(半田補正)後 電源基板裏  全ての半田をやり修し洗浄後 
C−9. 交換部品 
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
E1A. 出力電圧150mV 歪み率=0.02% 測定レンジ=0.1% 1000HZ
E1B. 出力電圧150mV 歪み率=0.02% 測定レンジ=0.1% 400HZ
F. 上位測定器による 調整・測定
F1. 入出力特性測定 入力端子へ0.11mV入力 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
E5. 引き続き24時間エージング
                       scp-2a-1b
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