QUAD 44. 3台目修理記録
平成17年9月4日到着   9月7日完成
このAMPの入出力に使用する「5ピンDINコネクター(雄)」、多数有ります、必要なかたメール下さい
又、ケーブルも作ります(DIN−RCA端子)
A. 修理前の状況
  • 昨年10月にインターネットのオークションでこの機器を購入して今日まで使用して来ました。
    最近、貴社のWebに掲載されている「QUAD修理記録のQUAD-44 PreAMP 2台目修理」の状況と 同じ「ときどき(というかかなり頻繁に)左SPの音が途切れることがあり、ボリュームを上げると回復 するという現象がありました。

B. 原因
  • 電解コンデンサー劣化

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    OP−AMP交換
    リレー交換

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                           14個
    OP−AMP                               14個
    リレー                                   1個

E. 調整・測定

F. 修理費   57,000円  オーバーホール修理。

S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前 上から見る
A2. 修理前 下から見る
A3. 金メッキのRCA端子
C. 修理状況
C1A. 修理前 TAPE1入力基板 下のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C1B. 修理後  TAPE1入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個交換
C1C. 修理前  TAPE1入力基板裏
C1D. 修理(半田補正)後  TAPE1入力基板裏 全半田やり直し
C1E. 完成TAPE1入力基板裏 洗浄後
C2A. 修理前  TAPE2入力基板 下のデイップSWはPlayとRecordのレベル調整
C2B. 修理後 TAPE2入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー2個交換
C2C. 修理前  TAPE2入力基板裏
C2D. 修理(半田補正)後  TAPE2入力基板裏 全半田やり直し
C2E. 完成TAPE2入力基板裏 洗浄後
C3A. 修理前  DISK入力基板 下のディプSWは入力レベル調整
C3B. 修理後  DISK入力基板 OP−AMP2個、電解コンデンサー4個交換
C3C. 修理前  DISK入力基板裏
C3D. 修理(半田補正)後  DISK入力基板裏 全半田やり直し
C3E. 完成DISK入力基板裏 洗浄後
C4A. 修理前  CD/AUX入力基板
C4B. 修理後  CD/AUX入力基板 OP−AMP交換
C4C. 修理前  CD/AUX入力基板裏
C4D. 修理(半田補正)後  CD/AUX入力基板裏 全半田やり直し
C3E. 完成CD/AUX入力基板裏 洗浄後
C5A. 修理前  RADIO入力基板
C5B. 修理後  RADIO入力基板 OP−AMP2個交換
C5C. 修理前  RADIO入力基板裏
C5D. 修理(半田補正)後  RADIO入力基板裏 全半田やり直し
C3E. 完成RADIO入力基板裏 洗浄後
C6A. 修理前  出力RCA端子 何と5V/1.6V/0.5Vの出力端子有り、真空管AMPも十分駆動できる
C6B. 修理前  出力RCA端子裏
C6C. 修理(半田補正)後  出力RCA端子裏
C7A. 修理前  電源基板
C7B. 修理後  電源基板 電解コンデンサー5個、リレー交換
C7C. 修理前  電源基板裏
C7D. 修理(半田補正)後  電源基板裏
C7E. 完成電源基板裏 洗浄後
C8A. 修理前  VR基板
C8B. 修理後  VR基板 電解コンデンサー6個、OP-AMP5個交換
C8C. 修理前  VR基板裏
C8D. 修理(半田補正)後  VR基板裏
C8E. 完成VR基板裏 洗浄後
C9A. 修理前  操作・表示基板
C9B. 修理前  操作・表示基板裏
C9C. 修理(半田補正)後  操作・表示基板裏
C9D. 完成操作・表示基板裏 洗浄後
CA. パネル洗浄中
CBA. 修理中 電源トランス部 念のためトランス点検・半田補正する
CBB. 修理中 基板接続ピンを強めておく
CC. 交換部品
CDA. 修理前 上から見る
CDB. 修理後 上から見る
CDC. 修理前 下から見る
CDD. 修理後 下から見る
CE. 送りコンセントに電極を覆う蓋が付いている
E. 調整・測定
E1. 出力、歪み調整・測定
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中測定器−−入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)
     下右測定器−−周波数計
     上左測定器−−SP出力の歪み率測定。 左メータ=L出力。 右メータ=R出力
     上中測定器−−SP出力電圧測定器。 赤針=R出力。 黒針=L出力
     上右測定器−−SP出力波形オシロ。 上=R出力。  下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ AUX/CD入力
E2B. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ AUX/CD入力
E3A. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 1000HZ DISK/MM(10mV)入力
E3B. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ DISK/MM(10mV)入力
E4A. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.03% 1000HZ DISK/MC(1mV)入力
E4B. RCA5V出力端子 5V 歪み率=0.02% 400HZ DISK/MC(1mV)入力
S. QUAD 44 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 コントロールアンプ 44
入力
入力感度(1kHz)/最大入力(1kHz)/
負荷インピーダンス/SN比(A補正入力負荷時)
Disc=1mV/35mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/63dB
    3mV/100mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/72dB
    10mV/300mV/47kΩまたは47kΩ,180pF/82dB
Radio、Aux=100mV/5V/1MΩ/86dB
        500mV/25V/500kΩ/82dB
Tape再生=100mV/5V/39kΩ
       300mV/15V/121kΩ
       0dBm(775mV)/40V/94kΩ/86dB
       3V/100V/85kΩ
       10V/100V/82kΩ
出力(出力レベル/ソースインピーダンス) Tape録音=3mV/32Ωまたは33kΩ
       10mV/100Ωまたは33kΩ
       100mV/1kΩまたは33kΩ
       0dBm(775mV)/1kΩまたは33kΩ
パワーアンプ=0.5V/1kΩ
         1.6V/3.2kΩ
         5V/75Ω
歪率 すべての入力時で最悪のとき0.05%
残留ノイズ -104dB(Aカーブ・ボリューム最小)
周波数特性 ディスク以外=30Hz〜20kHz(+0、-1)
ディスク=30Hz〜20kHz(±0.5dB)
クロストーク(30Hz〜10kHz時) 録音再生=70dB
チャンネル間=50dB
電源入力 100〜130V、200〜250V、50-60Hz
外形寸法 幅321×高さ103×奥行207mm
重量 4kg
価格 21万円
別売MCモジュール(3タイプ)44用=各¥18,000(1986年頃) 34用=各¥13,000(1986年頃)
タイプ 入力感度 負荷(抵抗/容量) 適応ブランド
44用 Aタイプ 0.3mV 470Ω/22nF EMT、Audio-Technica、Dynavector、
Sony、Victor、Yamaha、Denon
Aタイプ
(1986年頃)
0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(MC10-Sup、MC20-Sup、SPU)
Denon、FR、Dynavector
Sony、Yamaha、AET
Bタイプ 0.1mV 100Ω/68nF Ortofon(MCシリーズ)
Audio-Technica(AT-1000MC)
Nagaoka、Denon(DL1000A)
Grantz(GMC-55)
Bタイプ
(1986年頃)
0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
Nagaoka
Cタイプ 0.3mV 100Ω/68nF Ortofon(SPU、MC10Super)、Coral、
Entre、FR(7f・PMC-3)、Nakamichi、
Supex、Grantz(GMC-10E)
Cタイプ
(1986年頃)
0.4mV 100Ω/22nF Audio-Technica
Supex、Coral
Dタイプ 0.1mV 470Ω/22nF FR(Iシリーズ)、Technics
Goldbug
34用 Aタイプ 0.2mV 100Ω/22nF Ortofon(SPU、MC10Super)
EMT、デンオン(DL1000A除く)
ダイナベクター、ソニー
ビクター、ヤマハ、FR
テクニクス(EPC-310MC)
Bタイプ 0.1mV 100Ω/22nF Ortofon(MCシリーズ)
デンオン(DL-1000A)
テクニカ(AT-1000MC)
アントレー、ナガオカ
テクニクス(EPC-305MC)
Cタイプ 0.4mV 100Ω/22nF テクニカ(AT-1000MC除く)
トーレンス(MCH-2)
スペックス(SD-900E、SDX-1000)
ソニー(XL-88)
                      qua44-31n
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