Marantz 250 修理記録
平成17年6月14日到着  7月25日完成
  • A. 修理前の状況
      フューズが飛ぶ


  • B. 症状、原因
      電解コンデンサー劣化


  • C. 修理状況
      電解コンデンサ−交換=オーディオ・コンデンサー(ミューズ)使用。
      配線手直し、補強。
      経年劣化による各部ハンダ補正。
      SP接続リレー交換。

  • D. 使用部品
      半固定VR      8個。
      電解コンデンサー   17個。
      SP接続リレー     1個。
      TR(トランジスター)4個。
      フイルムコンデンサー 4個。

  • F. 修理費   85,000円   オーバーホール修理。

  • S. Marantz 250 の仕様(マニアル・カタログより)

      
A. 修理前の状況
A−1. 点検中 上から見る
A−2. 点検中 上から見る
A−3. 点検中 後から見る
A−4. 点検中 RCA端子
A−5. 点検中  SP端子
C. 修理状況
C−1A. 修理前  R側終段TR(トランジスター)
C−1A−1. 修理中  R側終段TR(トランジスター)を外した所、シリコングリスが少ない
C−1B. 修理後  R側終段TR(トランジスター)
C−1C. 修理前  R側AMP基板
C−1D. 修理後 R側AMP基板 TR(トランジスター)2個、電解コンンサー4個、半固定VR2個、フイルムコンデンンサー2個交換
C−1E. 修理前  R側AMP基板裏
C−1F. 修理(半田補正)後  R側AMP基板裏 全ハンダやり直す
C−1G. 完成R側AMP基板裏 洗浄後
C−2A. 修理前  L側終段TR(トランジスター)、交換履歴あり
C−2B. 修理後  L側終段TR(トランジスター)
C−2C. 修理前  L側AMP基板
C−2D. 修理後 L側AMP基板 TR(トランジスター)2個、電解コンンサー4個、半固定VR2個、フイルムコンデンンサー2個交換
C−2E. 修理前  L側AMP基板裏
            写真紛失
C−2F. 修理(半田補正)後  L側AMP基板裏 全ハンダやり直す
C−2G. 完成L側AMP基板裏 洗浄後
C−3A. 修理前 プロテクト基板
C−3B. 修理後 プロテクト基板 電解コンンサー3個、リレー1個交換
C−3C. 修理前 プロテクト基板裏
C−3D. 修理(半田補正)後  プロテクト基板 全ハンダやり直す
C−3E. 完成プロテクト基板 洗浄後
C−4A. 修理前  VU基板
C−4A−1. 修理前  VU基板 足が千鳥足のTR(トランジスター)
C−4B. 修理後  VU基板 電解コンンサー6個、半固定VR4個交換
C−4C. 修理前  VU基板裏
C−4D. 修理(半田補正)後 VU基板裏
C−4E. 完成VU基板裏 洗浄後
C−5. 修理中 木ケース ボンドで接着する
C−BA. 交換部品
C−BB. 交換部品 SP接続リレー 可動接点は磨いてあるが、固定接点は磨いていない
C−BC. 交換部品 SP接続リレー 解放型なので接点が腐食しやすい
C−C1. 修理前 上から見る 
C−C2. 修理後 上から見る
E. 調整・測定
E−1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ&1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)。
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)。
     下右=周波数計。
     上左=SP出力の歪み率測定。 左メータ=L出力。 右メータ=R出力。
     上中=SP出力電圧測定器。 赤針=R出力。 黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ。 上=R出力。 下=L出力(出力電圧測定器の出力)。
E−2A. R−SP出力30V=112W出力 0.02%歪み 1000HZ入力
E−2B. L−SP出力30V=112W出力 0.02%歪み 1000HZ入力
E−2C. R−SP出力30V=112W出力 0.02%歪み 400HZ入力
E−2D. L−SP出力30V=112W出力 0.02%歪み 400HZ入力
E−3. VUメーター校正
Amp Repair Studio
E−4. 完成 引き続き24時間エージング
Amp Repair Studio
S. Marantz 250 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ステレオパワーアンプ 250
出力
(定格出力時、両ch、20Hz〜20kHz)
4Ω:300W(150W+150W)、Typically 340W
8Ω:250W(125W+125W)、Typically 280W
16Ω:128W(64W+64W)、Typically 150W
全高調波歪率 0.1%以下(20Hz〜20000Hz、定格出力時)
Typically 0.05%
混変調歪率 0.1%以下(定格出力時、20Hz〜20kHzのうち任意の2つの周波数)
Typically 0.05%
周波数特性 2Hz〜100kHz +0 -1.5dB
20Hz〜20kHz ±0.1dB
パワーバンドウィズ(IHF) 5Hz〜45000Hz
入力感度/インピーダンス 1.5V/100kΩ
ダンピング・ファクター 100以上(8Ω)
総 合
Total Noise better than 106dB below Rated Power into 8Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
220Volts optional on special order
消費電力 500W
外形寸法 幅362x高さ156x奥行241mm
重量 12.7kg
価格 ¥245,000(1972年頃)
                      ma250-17
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