SONY TA−F333ESG 修理記録
平成14年4月2日到着   4月12日完成
  1. 修理前の状況
     左チャンネルが時々途絶えるのとボリュームの10時の あたりにガリがあります。それから全てのインジケータ ーのランプとヘッドフォンが死んでいますが、これはフ タを開けて中を見た時に、ボリュームのあたりにからま るコードをいじったときに一斉に途切れたもので、この コードの断線と思われます。 ソニーに修理に出したところ、スピーカーリレーがもう 無いという理由で修理を断られました。
  2. 原因
     経年劣化。
  3. 修理状況
    SPリレー2個交換、容量1.5倍の物。
    TR(トランジスター)2個交換。
    バイアス/バランス調整 。
    メインVR接点復活材で清掃。
    ランプ修理。
    プリント基板補修。
    配線手直し、補強。

  4. 使用部品

  5. 修理費   17,000円   通常修理
  6.  Sony TA−F333ESG の仕様(マニアル・カタログより)

1. SP接続リレー交換
2. VR等の洗浄
3. 出力、歪率調整・測定
4. SP出力電圧30V=110W 歪率=0.04% 400HZ
5. SP出力電圧30V=110W 歪率=0.05% 1000HZ
6. 24時間エージング
7. 14年12月13日 再修理
  修理前の状況=電源フューズ溶断
  終段TR(トランジスター)4個交換
8. VR−最大にてAUX、入力で12.5Wになるよう設定
9. VR−約40にして、AUX入力で8Wになるよう設定
  メインVRが損傷しており、この差が出ます、これだけになると交換以外に対策なし
  接続機器のDC漏れを点検の事 「原因・対策はここを参照の事」 
10. 上記のVRの位置、この当たりが一番差が大きい、R=8W L=6W
S. Sony TA−F333ESG の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオプリメインアンプ TAF333ESG
実効出力(20Hz〜20kHz) 140W+140W(4Ω)
120W+120W(6Ω)
105W+105W(8Ω)
出力帯域幅 10Hz〜100kHz(50W出力、高調波歪率0.02%、8Ω)
高調波歪率 0.002%以下(10W出力時、8Ω負荷)
混変調歪率 0.004%以下(定格出力時、8Ω、60Hz=7kHz=4=1)
スルーレイト 125V/μsec、250V/μsec(インサイド)
ダンピングファクター 100(1kHz、8Ω負荷)
周波数特性 Phono=RIAAカーブ±0.2dB
CD、Tuner、AUX、Tape=2Hz〜200kHz、+0 -3dB
SN比 Phono MM=87dB
Phono MC=68dB
CD、Tuner、AUX、Tape=105dB
入力感度/インピーダンス Phono MM=2.5mV/50kΩ
Phono MC(40Ω)=170μV/1kΩ
Phono MC(3Ω)=170μV/100Ω
CD、Tuner、AUX、Tape=150mv/50kΩ
出力電圧/インピーダンス Rec Out=150mV/1kΩ
Headphone=25mW/8Ω
Speaker=4Ω〜16Ω
トーンコントロール Bass(100Hzにて)=+4、-3.5dB(ターンオーバー周波数200Hz)
            +6、-5dB(ターンオーバー周波数400Hz)
Treble(10kHz)にて=+7、-8dB(ターンオーバー周波数3kHz)
             +4、-5dB(ターンオーバー周波数5kHz)
サブソニックフィルター 15Hz以下、6dB/oct
電源 AC100V、50Hz/60Hz
ACアウトレット Switched=2系統(トータル100W)
Unswitched=2系統(トータル100W)
消費電力 245W
外形寸法 幅470x高さ161x奥行436mm
 ※サイドウッド取りはずし時430(幅)mm
重量 21.2kg
付属 ワイヤレスリモコン RM-J350
価格 ¥79,800(1989年発売)
                        taf333e8
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