Julius Futter Man OTL AMP の修理
平成14年2月5日到着 3月28日完成
  1. 修理前の状況
    電源入れるとき、リレ−から火花が散る
    電源切りると 大きな音がする
    冷却フアンがうるさい
    AMPが不安定??
  2. 原因
    設計が悪い?
  3. 修理状況
    電源投入時に抵抗を挿入し、1秒くらいに
    さらに、20秒くらい後にSPを接続する、電源切り後5分以内は短い時間で接続する
  4. 使用部品
    電源用リレ−(10A×3接点)    2個
    制御用リレ−              2個
    TR(トランジスタ−)          2個
    ダイオ−ド                4個
    コンデンサ−/抵抗/他
  5. 修理費  40,000円    通常修理
1.上蓋を開けた所
  フアンは吸い出しに成っている、しかし横(写真では下)には沢山穴があり、右側は全く効果無し、上蓋にも穴有り。
  よって、フアンを逆にして、真空管に風を当てるよう変更する。
2.後から取り付けられたSP接続リレ−、遅延回路が無く、又、プロテクト回路も無い様子!!飾りだけ
  右下の大きいのが電源投入リレ−只入るだけ??
  よって、コンデンサ−のラッシュカ−レントで火花が出るのは当然。
3.基板裏、スルフォ−ル基板、黄色の撚り配線はヒ−タ配線、半田補正10ヶ所。
4.焼けた電源投入リレ−の可動接点
5.焼けた電源投入リレ−の固定接点
6.焼けた電源投入リレ−のケ−ス
7.増設した制御リレ−その下に電源1次投入リレ−
8.右真ん中に投入制御抵抗
9.電源SW兼メ−タ−切り替えSWの修理=接触不良
  リミットSWを軸で入れる、しかも半田を軸にもる=職人芸!!!
10.カソ−ドが剥離してきて管球に付いている、劣化の始まり
   管壁に白い点々が見えるのが、剥離してきたカソ−ド。
10.出力/歪み測定
11.13V=21W(8オ−ム) 右側のみ歪み率多く1.4% 右側はフアンから遠く、真空管がぼけたのでしょう。  
12.完成上から見る、鉄のかたまりを思わせる重さ
       ter-d
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2023 Amp Repair Studio All right reserved.