LUX CL−36Uの修理記録
平成13年9月
A.修理前の状況
  残留雑音が大きい
  パイロットランプ切れ

B.症状、原因
  RL共不特定の雑音が入る。
  Lチャネルやや大きめ。
  保存状態、使用場所が悪く、真空管とソケットの接触不良。
  ソケットの交換が必要ですが、今回見送り。
  メインVR、バランスVR急激な変化で、雑音が入る。
  コンデンサーの絶縁不良が原因。
  PUアンプのX7のエミ減による雑音。

C.修理状況
  ソケットのハンダ付け手直し。
  配線手直し、補強。
  経年劣化による各部ハンダ補正。

D.使用部品
  電球   1個。

E.修理費   10000円
    通常修理。

S. LUX CL-36U の仕様(カタログ・マニアルより)

1.真空管の足が緑青を吹いている。
2.清掃する。
3.接点復活剤を付け歯ブラシで落とす。
4.中も掃除する。
5.入出力確認
6.拡大
7.実働試験エージング
S. LUX CL-36U の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式ステレオコントロールアンプ CL-36U
出力電圧 Pre out:定格2V、最大20V(歪率0.1%以下)
出力インピーダンス Pre out:600Ω
Rec out:600Ω
全高調波歪率
(20Hz〜20kHz)
Phono1、2:0.03%以下(Rec out、2V)
Tuner、Aux1、2、Monitor1、2:0.03%以下(Pre out、2V)
周波数特性 Phono1、2:20Hz〜20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux1、2、Monitor1、2:10Hz〜50kHz -1dB
入力感度(出力1V) Phono1:2.6mV
Phono2:2.6mV(MC型昇圧トランス用ソケット付)
Tuner、Aux1、2、Monitor1、2:170mV
入力インピーダンス Phono1:33kΩ、50kΩ、100kΩ(切替スイッチ付)
Phono2:50kΩ
Tuner:50kΩ
Aux1、2、Monitor1、2:100kΩ
SN比(IHF-A補正、
入力ショート)
Phono1、2:80dB以上
Tuner、Aux1、2、Monitor1、2:95dB以上
最大許容入力 Phono:350mV以上(1kHz、RMS)
チャンネルセパレーション Phono:60dB以上
Aux:65dB以上
トーンコントロール LUX方式NF型湾曲点周波数切替付(defeat可能)
低域湾曲点:150Hz、300Hz、600Hz
高域湾曲点:1.5kHz、3kHz、6kHz
付属装置 アコースティック・イコライザー
   (frequency:75Hz〜150Hz、attenuation:0dB〜-12dB)
ローブースト・スイッチ(50Hz、off、100Hz)
ローカットフィルター(10Hz、off、30Hz)
ハイカットフィルター(12kHz、off、18kHz)
モニタースイッチ(tape-1、source、tape-2)
テープダビングスイッチ(1to2、source、2to1)
レコーディングスイッチ
アッテネーター(-20dB)
Phono1用入力インピーダンス切替スイッチ
MC型昇圧トランス用ソケット(Phono-2)
Tuner用入力レベルセット
使用真空管 12AX7/ECC83:7本
12AU7/ECC82:4本
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 75W(電気用品取締法)
外形寸法 幅440x高さ162x奥行278mm
重量 12.0kg
別売 ウッドキャビネット W-38/36(¥15,000)
定価 \¥228,000(1978年4月発売)
      
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