AU−D607 旧タイプ 5台目修理記録 
 平成19年4月25日持込   平成21年1月11日完了
A. 修理前の状況
  • オーバーホール依頼。

T. 修理前点検測定

B. 原因
  • 各部劣化。
    初段FET劣化。

C. 修理状況
    
  • SP接続リレ−交換。
    初段FET交換。
    電解コンデンサー交換(ミュ−ズ使用)。
    配線手直し、補強。
    各部、半田補正。
    プリ・メイン入出力RCA端子交換。
    入出力RCA端子交換。

D. 使用部品
  • 半固定VR                    6個。
    FET                        4個 。
    電解コンデンサー               48個(ミュ−ズ使用)。
    SP接続リレ−                  1個。
    RCA端子                   10組20個。
    フイルムコンデンサー              11個。

E. 調整・測定

F. 修理費       95,000円    オーバーホール修理。

R. 再修理
  • 2018/8/22到着。
    8/完成。
    修理費  35,000円。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Sansui AU−D607 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1. 点検中 上から見る
A2. 点検中 上から見る
A3. 点検中 下蓋埃
A4. 点検中 SP出力端子、取り付け穴が大きく、交換には当板の製作が必要。
A5. 点検中 入出力RCA端子、交換は可能ですが、裏に基板があり大変です。
A6. 点検中  コントロ−ルAMP基板裏、修理履歴がある
A7. 元箱入り  
T. 修理前の測定
T0. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
T11. SP出力=24V=72W 歪み率2% at=1000HZ AUX入力
T12. SP出力=24V=72W 歪み率2% at=400HZ AUX入力
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板を取り外したシャーシ
C11. 修理中 基板を取り外したシャーシ、下から見る。
C1A. 修理前 R側ドライブ基板
C1B. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET、半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換
C1C. 修理前 R側ドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 全ての半田をやり直す
C1E. 完成R側ドライブ基板裏
C1F. 修理前 R側終段TR(トランジスター)
C1G. 修理(半田補正)後 R側終段TR(トランジスター)
C1H. 完成R側終段TR(トランジスター)
C2A. 修理前 L側ドライブ基板
C2B. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET、半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換
C2C. 修理前 L側ドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 全ての半田をやり直す
C2E. 完成L側ドライブ基板裏
C2F. 修理前 L側終段TR(トランジスター)
C2G. 修理(半田補正)後 L側終段TR(トランジスター)
C2H. 完成L側終段TR(トランジスター)
C3A. 修理前 コントロ−ルAMP基板 
C3B. 修理後 コントロ−ルAMP基板 初段FET2個、半固定VR2個、電解コンデンサー12個交換
           高価なBPに変更したので「2個→1個」が4ヶ所あり
C3C. 修理前 コントロ−ルAMP基板裏 
C3D. 修理(半田補正)後 コントロ−ルAMP基板裏  全ての半田をやり直す、抵抗2個追加。
C3E. 完成コントロ−ルAMP基板裏
C4A. 修理前 ToneControl基板
C4B. 修理後 ToneControl基板、フイルムコンデンサー2個交換
C4C. 修理前 ToneControl基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 ToneControl基板裏 全ての半田をやり直す
C4E. 完成ToneControl基板裏
C5A. 修理前 TapePlay−SW基板
C5C. 修理前 TapePlay−SW基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 TapePlay−SW基板裏 全ての半田をやり直す
C5E. 完成TapePlay−SW基板裏
C6. 修理中 メインVR点検・清掃、カシ目構造なので分解はこれまで。
C7A. 修理前 EQ−AMP基板
C7B. 修理後 EQ−AMP基板 初段FET2個、半固定VR2個、電解コンデンサー16個交換
C7C. 修理前 EQ−AMP基板裏
C7D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基板裏 全ての半田をやり直す
C7E. 完成EQ−AMP基板裏
C8A. 修理前 MC−AMP基板
C8B. 修理後 MC−AMP基板 電解コンデンサー8個交換
C8C. 修理前 MC−AMP基板裏
C8D. 修理(半田補正)後 MC−AMP基板裏 全ての半田をやり直す
C8E. 完成MC−AMP基板裏
C9A. 修理前 RCA端子基板
C9B. 修理前 RCA端子基板裏
C9C. 修理前 RCA端子基板裏、シールドを取る。
C9D. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏
C9E. 完成RCA端子基板裏
CAA. 修理前 プリAMP出力・メインAMP入力RCA端子基板
CAB. 修理後 プリAMP出力・メインAMP入力RCA端子基板 電解コンデンサー交換
CAC. 修理前 プリAMP出力・メインAMP入力RCA端子基板裏
CAD. 修理(半田補正)後 プリAMP出力・メインAMP入力RCA端子基板裏 全ての半田をやり直す
CAE. 完成プリAMP出力・メインAMP入力RCA端子基板裏
CBA. 修理前  入出力RCA端子
CBB. 修理(交換)後  入出力RCA端子、これで、太いケーブルを使用できる。
CBC. 修理中  入出力RCA端子取付け、太いケーブルを使用するので、接着材で固定する。
CBD. 完成入出力RCA端子裏・基板
CCA. 修理前 電源整流+プロテクト基板
           量産品なのでコネクタ−が使用されていないので、引き出すのに大変
CCB. 修理後 電源整流+プロテクト基板 SP接続リレー、電解コンデンサー18個交換
CCC. 修理前 電源整流+プロテクト基板裏
CCD. 修理(半田補正)後 電源整流+プロテクト基板裏
CCE. 完成電源整流+プロテクト基板裏
CDA. 修理前 SP接続端子裏
CDB. 修理(半田補正)後 SP接続端子裏
CDC. 修理後 SP接続切り替えSW
CDC. 修理(洗浄)後 SP接続切り替えSW
CEA. 修理前 補充電解コンデンサー
CEB. 修理中 補充電解コンデンサー、配線を外す。
CEC. 修理(交換)後 補充電解コンデンサー
CF. パネル清掃
CG. 交換部品
CHA. 修理前 上から
CHB. 修理後 上から
CHC. 修理前 下から
CHD. 修理後 下から
CHE. 修理後 後から
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます
E0. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E11. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.03% at=1000HZ AUX端子入力
E12. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.04% at=1000HZ AUX端子入力
E21. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.02% at=400HZ AUX端子入力
E22. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.02% at=400HZ AUX端子入力
E31. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.03% at=1000HZ MM端子入力
E32. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.03% at=1000HZ MM端子入力
E41. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.02% at=400HZ MM端子入力
E42. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.02% at=400HZ MM端子入力
E51. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.03% at=1000HZ MC端子入力
E52. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.03% at=1000HZ MC端子入力
E61. R側SP出力=24V=72W 歪み率0.04% at=400HZ MC端子入力
E62. L側SP出力=24V=72W 歪み率0.05% at=400HZ MC端子入力
R. 再修理。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
R0. 修理後ゼナーダイオードを交換したL側ドライブ基板。
R1. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
R11. AUX,50Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0173%歪み。
                  L側SP出力電圧24V=72W、 0.0164%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
R12. AUX,100Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0173%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0165%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
R13. AUX,500Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0180%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0175%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
R14. AUX,1kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0225%歪み。
                  L側SP出力電圧24V=72W、 0.0295%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
R15. AUX,5kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0213%歪み。
                  L側SP出力電圧24V=72W、 0.0214%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
R16. AUX,10kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0217%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0218%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
R17. AUX,50kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.01017%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.01030%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
R21. MM,50Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0364%歪み。
                  L側SP出力電圧24V=72W、 0.0403%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
R22. MM,100Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0778%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0809%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
R23. MM,500Hz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0201%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0235%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
R24. MM,1kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0246%歪み。
                 L側SP出力電圧24V=72W、 0.0321%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
R25. MM,5kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0243%歪み。
                 L側SP出力電圧24V=72W、 0.0690%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
R26. MM,10kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0269%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0418%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
R27. MM,50kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W、 0.0366%歪み。
                   L側SP出力電圧24V=72W、 0.0464%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
R3. 完成 引き続き24時間エージング。 右はMusical Fidelity A−1. 18台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます
Y1. 設置状況.
S. Sansui AU−D607 の仕様(マニアルより) 
型式 ワイドレンジDCプリメインアンプ AU−D607
<パワーアンプ部>
実効出力 70W+70W(10Hz〜20kHz、THD 0.008%、8Ω)
70W+70W(1kHz、THD 0.003%、8Ω)
全高調波歪率 0.008%以下(10Hz〜20kHz、実効出力時、8Ω)
混変調歪率(70Hz=7kHz=4=1) 0.008%以下
出力帯域幅 5Hz〜70kHz(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)
ダンピングファクター 100(IHF、両ch動作、1kHz、8Ω)
周波数特性 DC〜400kHz、+0 -3dB
入力感度/入力インピーダンス 1V/47kΩ(1kHz)
SN比 125dB以上(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
チャンネルセパレーション 90dB以上(IHF、1kHz)
ライズタイム 0.5μsec
スルーレイト ±160V/μsec
<プリアンプ部>
入力感度/入力インピーダンス
(1kHz)
Phono-1 MM=2.5mV/47kΩ
Phono-2 MC専用=0.1mV/100Ω
AUX、Tuner、Tape Play 1、2(PIN)=150mV/47kΩ
MC適合インピーダンス 100Ω以下
Phono最大許容入力(1kHz) Phono MM=300mV(THD 0.01%)
Phono MC=15mV(THD 0.03%)
出力電圧(1kHz) Tape Rec 1、2(PIN、47kΩ時)=150mV
Pre Out(47kΩ時)=1V
Max Pre Out(THD 0.05%、47kΩ時)=4V
出力インピーダンス(1kHz) Tape Rec 1、2=600Ω以下
全高調波歪率 Phono MC(1kHz、6V)=0.01%以下
Phono MM(20Hz〜20kHz、6V)=0.005%以下
AUX、Tuner、Tape Play 1、2(20Hz〜20kHz、1V)=0.005%以下
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) AUX、Tuner、Tape Play 1、2(1V)=0.005%以下
周波数特性 RIAA偏差(Phono 1、2、20Hz〜20kHz)=±0.2dB
AUX、Tuner、Tape Play 1、2=5Hz〜100kHz、+0 -1dB
SN比(IHF、Aネットワーク、
ショートサーキット)
Phono MC(入力換算)=-152dBV
Phono MM=88dB以上
AUX、Tuner、Tape Play 1、2=100dB以上
チャンネルセパレーション
(IHF、1kHz)
Phono MC=70dB以上
Phono MM=70dB以上
AUX、Tuner、Tape Play 1、2=75dB以上
入力間セパレーション
(入力ショート、1kHz)
Tuner⇔Phono MM=90dB以上
Tape Play 1、2⇔Phono MM=90dB以上
Tuner⇔Tape Play 1、2=90dB以上
Tape Play 1⇔Tape Play 2=90dB以上
トーンコントロール Bass=±10dB(50Hz)
Treble=±10dB(15kHz)
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB、6dB/oct)
ラウドネス
(ボリューム -30dB時)
+10dB(50Hz)
+4dB(10kHz)
ヘッドホン端子出力 85mW(8Ω)
<総合>
負荷インピーダンス 4〜16Ω
定格消費電力 195W(電気用品取締法)
外形寸法 幅430x高さ168x奥行390mm
ラックマウントアダプター装着時=幅482x奥行418mm
重量 15.5kg
ラックマウントアダプター装着時=16kg
別売 ラックマウントアダプターBX-7(1組、¥3,000)
価格 ¥69,800(1979年頃)
                      d607o-53q
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