Musical Fidelity A1.20 Special Limited.4台目修理記録
2026/2/23.持込  8/29完成 
このAMPはSP接続リレーが装備されておりません。
電源入/切り時にSPに直流が流れます、ネットワークを装備していないSPを接続する時は、十分注意してください
A. 修理前の状況
  • 長年、愛用してきたMusical Fidelity A1.20の右チャンネルが、出なくなったりするなど、経年劣化が著しいので、貴工房で修理をお願いしたいと考えています。
    私は、桐生市在住なので、自分で運びたいと思います。


B. 原因
  • 各部経年劣化多数。

C. 修理状況

D. 使用部品。
  • 電解コンデンサー      40個。
    リレー電源SW      1式。
    ブロック電解コンデンサー  6個。
    テフロン絶縁RCA端子(秋月電子通商で購入の台湾製)  8組16個。
    OP−AMP           2個。
    終段TR(トランジスター)エミッター抵抗   8個、福島双羽電機(株)製。
    SP接続端子、中国製大型  2組4個。
    フイルムコンデンサー    2個。
    セラミックコンデンサー   10個。
    タイト製ユニバーサルジョイント 2個。
    ALPS製2連VR      1個。

E. 調整・測定

F. 修理費   160,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Musical Fidelity A1.20 Special Limited の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の点検。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 電源部点検中、前右から見る
A12. 電源部点検中、後右から見る
A122. 電源部点検中 下から見る。ユザーが取り外したか? トルクスビスの損傷。
A13. 電源部点検中、下前左から見る
A14. 電源部点検中、下後右から見る
A15. 電源部点検中、上から見る
A16. 電源部点検中、下から見る
A21. 電源部点検中、ケースを取り、上から見る
A22. 電源部点検中、トロイダルトランスの止め円盤がずれている!
A23. 電源部点検中、 接続コネクター点検。
A31. 本体点検中 前から見る
A32. 本体点検中 前右上から見る
A33. 本体点検中 後から見る
A34. 本体点検中 後左上から見る
A35. 本体点検中 下前から見る
A36. 本体点検中 下前左から見る
A37. 本体点検中 下後から見る
A38. 本体点検中 下後右から見る
A39. 本体点検中 上から見る
A3A. 本体点検中 下から見る
A3B. 本体点検中 下から見る。ユザーが取り外したか? 下前左トルクスビスの損傷。
A3C. 本体点検中 上蓋(放熱器)裏のシリコングリスを見る、乾きは無い!
A41. 本体点検中 上蓋(放熱器)を取り上から見る。
A42. 本体点検中 電源ブロック電解コンデンサーの頭のビニール剥けは少ない。
A43. 点検中 交換する電解コンデンサー比較。左側=付いている台湾TeapoElectronicCorporation製10000μ/35WV、右側=交換するnichicon製15000μ/35WV。
A44. 本体点検中 終段トランジスター。
A45. 点検中 終段TR(トランジスター)のエミッター抵抗(低歪タイプ)は測定中して選別使用可能。福島双羽電機(株)製。
A46. 点検中 終段TR(トランジスター)のエミッター抵抗(低歪タイプ)は測定中して選別使用。福島双羽電機(株)製。
                   222を4本選択する。
A51. 本体点検中 入出力RCA端子郡
A52. 本体点検中 入出力RCA端子郡。 テフロン絶縁型(秋月電子通商で購入の台湾製)に交換。
A53. 本体点検中 入出力RCA端子郡裏。
A54. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A55. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A56. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A61. 本体点検中. SP接続端子。
A62. 本体点検中. SP接続端子。 WBT−0730PLダブルポールターミナルに交換可能。
A63. 本体点検中. SP接続端子。 下記中国製右大型に交換。取り付け穴未加工ないので、くっ付いています。外側の+端子が外側に移動します。左小型、 右大型
A64. 本体点検中. SP接続端子。 下記中国製に交換可能。左絶縁付
A65. 本体点検中 SP接続端子裏配線。
A71. 本体点検中 電源SWが焼付いて切断不可。 リレ駆動に変更可能。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 電源部上から見る。
C12. 修理・改造後 電源部上から見る。
C13. 修理前 電源部、右上から見る。写真紛失、下記は参考写真。
C14. 修理・改造後 電源部、右から見る。
C15. 修理前 電源部、左上から見る。写真紛失、下記は参考写真。
C16. 修理・改造後 電源部、左から見る。
C21. 修理中 電源部のトロイダルトランス下絶縁シート、小さすぎないか?
C22. 修理中 電源部のトロイダルトランス下絶縁シート、ゴム絶縁シートを足す。
C23. 修理中 電源部のメインAMP用トロイダルトランス、トランス芯をボトルキャップで固定。
C24. 修理前 接続コネクター。
C25. 修理中 接続コネクター。
C26. 修理後 接続コネクター点検。
C31. 修理前 基板。
C32. 修理後 基板。
C33. 修理前 基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 基板裏。 半田を全部やり直す。
C36. 完成基板裏 洗浄後コーテング材を塗る。
C41. 修理前 整流基板。
C42. 修理後 整流基板 電解コンデンサー8個、整流ブリッジ交換。 整流ブリッジに放熱器を付ける。フイルムコンデンサー2個追加。
C43. 修理前 整流基板裏。
C44. 修理(半田補正)後 整流基板裏。 半田を全部やり直す。セラミックコンデンサー4個追加。
C45. 完成整流基板裏。 洗浄後コーテング材を塗る。
C51. 修理前 プリ電源基板。
C52. 修理後 プリ電源基板 電解コンデンサー8個交換。
C53. 修理前 プリ電源基板裏 回路が変更されている、しかも+−で電圧が異なる!
C54. 修理(半田補正)後 プリ電源基板裏、 半田を全部やり直す。セラミックコンデンサー4個追加。
C55. 完成プリ電源基板裏 洗浄後コーテング材を塗る。
C61. 修理前 アンプ部基板。
C62. 修理後 アンプ部基板 ボリューム1個、電解コンデンサー18個、OP−AMP1個交換。終段TR(トランジスター)エミッター抵抗8個交換、福島双羽電機(株)製。
C63. 修理前  アンプ部基板裏。
C64. 修理(半田補正)後 アンプ部基板裏、 半田を全部やり直す。
C65. 完成アンプ部基板裏 洗浄後コーテング材を塗る。
C71. 修理前 EQ−AMP部基板。
C72. 修理後 EQ−AMP部基板。  電解コンデンサー14個、OP−AMP1個交換
C73. 修理前 EQ−AMP部基板裏。
C74. 修理(半田補正)後 EQ−AMP部基板裏、 半田を全部やり直す。セラミックコンデンサー2個追加。入力切替SWをW接点にする。
C75. 完成EQ−AMP部基板裏、 洗浄後コーテング材を塗る。
C76. 修理前 入力切替SW裏、半分遊んでいる。
C77. 修理後 入力切替SW裏、半分遊んでいる回路を利用しW接点にする。
C81. 修理前 RCA端子。
C82. 修理(交換)後 RCA端子。 テフロン絶縁RCA端8組16個交換。(秋月電子通商で購入の台湾製)。
C83. 修理前 入出力RCA端子郡裏。
C84. 修理後 入出力RCA端子郡裏。
C84. 修理中 入出力RCA端子裏配線。 配線は半田が染み込むよう撚り、先を折り返す。
C91. 修理前. SP接続端子。
C92. 修理(交換)後 SP接続端子。 中国製大型に交換。
C93. 修理前 SP接続端子裏配線。
C94. 修理(交換)後 SP接続端子裏配線。 SP接続端子の止め座金はWBT製を使用。
C95. 修理(交換)後 RCA端子、SP接続端子を交換。
CA1. 修理中 入力切替SW、電源SW、MM/MC切替SW取り外し洗浄。
CB1. 修理前 入力切替SWのジョイント。 ブレを吸収しない。
CB2. 修理(交換)後 入力切替SWのジョイント。 ユニバーサルジョイントに交換。
CC1. 修理前 メインVRのジョイント。 ブレを吸収しない。
CC2. 修理(交換)後 メインVRのジョイント。 ユニバーサルジョイントに交換。
CD1. 修理後 リレー電源回路組み込む。
CE1. 交換部品。
CF1. 修理前 上から見る。
CF2. 修理後 上から見る。
CF3. 完成、綺麗なお尻で帰ります。
CF4. SP接続端子は「サンドイッチスペード」 が使用出来ます。WBT 0681Cuを挿した所。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。 電源はAC100Vで測定。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
   よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. CD,50Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.48%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.464%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. CD,100Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.127%歪み。
                  L側SP出力電圧20V=50W、 0.315%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. CD,500Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.207%歪み。
                  L側SP出力電圧20V=50W、 0.210%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. CD,1kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.203%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.206%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. CD,5kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.195%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.190%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. CD,10kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.0730%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.120%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. CD,50kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.348%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.357%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E21. MM,50Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.466%歪み。
                  L側SP出力電圧20V=50W、 0.462%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MM,100Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.441%歪み。
                   L側SP出力電圧20V=50W、 0.477%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. MM,500Hz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.2500%歪み。
                   L側SP出力電圧20V=50W、 0.2711%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MM,1kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.231%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.239%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MM,5kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.1918%歪み。
                 L側SP出力電圧20V=50W、 0.2466%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. MM,10kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.1406%歪み。
                   L側SP出力電圧20V=50W、 0.1954%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MM,50kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W、 0.219%歪み。
                   L側SP出力電圧20V=50W、 0.2532%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
S. Musical Fidelity A1.20 Special Limited の仕様(マニアル・カタログより)
型式 Musical Fidelity A1.20 Special Limited A1発売10周年記念モデル、世界限定250台
定格出力 50W+50W(8Ω)
入力感度/インピーダンス Phono MC=
Phono MM=
CD、Tuner、Aux、Tape= 200mV/47kΩ
RIAA偏差 30Hz〜40kHz ±0.5dB
SN比 Phono MC= dB以上
Phono MM= dB以上
CD、Tuner、Aux、Tape= dB以上
高調波歪率 未満(8Ω、定格出力時)
消費電力 140W(定格)/100V
外形寸法 本体=W440×H85×D330mm 電源部=W150×H85×D330mm
重量 本体=7kg 電源部=5.2kg
価格 定価 250,000円 1984年発売
                     a120sl-42v
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