QUAD 405. 15台目修理記録
同時修理QUAD−44 PreAMP. 15台目    2026/7/14.到着   /.完成
A. 修理前の状況
  • 今般、(外観)状態の良いQUAD 44 (# Q 033048) & 405-2 (#091419) を見つけることができて購入致しました。
    現状では音楽再生は不満なく出来はおりますが、何分にも古い機器ですので(1985年頃?)これから安心して使い続けるためには、きちんと状態確認をしてオーバーホールしたいと考えております。
    目下はHiFi堂から購入した古い44 (#6833) を主に使っております。
    フォノはCD発売当時にやめており、DAC (6V出力)をテープ入力(10Vに設定)に繋いでの使用がメイン。
    他の手持ちのDAC (4V出力)も並行して使えますので買い替えを決めた次第です。
    感度切り替えできるテープ入力端子が44の魅力と感じております。
    独特のトーンコントロールも曲によって味付けに使っています。
    また、見つけた405-2は最終仕様と思われることから今回初めてペア導入を決心。
    オリジナル405の中古は数々見ましたが導入には至りませんでした。
    かつては303も使いました。
    数多くのQUADの修理実績をWebサイトで見させて頂きました。
    費用がかかりますよ、7月からは値上げですよ、というお知らせにややビビっております。
    やはり2台だと予算は20万円超えは覚悟せよ、ということになりますでしょうか?



B. 原因

  • 各部経年劣化。
C. 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                     4個。
    WBT−0730                       1組4個。
    テフロン絶縁RCA端子                  1組2個。
    フイルムコンデンサー                   2個。
    テフロン絶縁                         4枚。
E. 調整・測定

F. 修理費              ,000円  オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A17. 点検中 上蓋裏のフエルトが熱で取れた。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 商標。
A27. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 電解コンデンサー比較。 左=付いている63V/10000μF。
           中=エルナ製71V/18000μF、右=ニチコン製71V/18000μFを使用。
A41. 点検中 SP接続端子。
A42. 点検中 SP接続端子。中国製のWBT擬き2 と交換可能。
A43. 点検中 SP接続端子の交換。 WBT−0730と交換可能。
A51. 点検中 RCA端子。 
A51. 点検中 RCA端子。 テフロン絶縁型(秋月電子通商で購入の台湾製)と交換可能。
A52. 点検中 RCA端子。  WBT−0210Cu、 又はWBT−0201も選択交換可能。
A53. 点検中 WBT製RCA端子。 複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A54. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R側AMP基板
C112. 修理中 R側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが堅い、テフロンシートに交換する。
C12. 修理後 R側AMP基板、 電解コンデンサー1個、マイカーをテフロンシート2枚交換。
C13. 修理前 R側AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏 全半田やり直し
C15. 完成R側AMP基板裏 洗浄後
C21. 修理前 L側AMP基板。
C222. 修理中 R側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが堅い、テフロンシートに交換する。
C22. 修理後 L側AMP基板、 電解コンデンサー1個、マイカーをテフロンシート2枚交換。
C23. 修理前 L側AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏 全半田やり直し
C25. 完成L側AMP基板裏 洗浄後
C41. 修理前 SP接続端子。 WBT−0730と交換。
C42. 修理中 SP接続端子取り付け穴。 間隔が狭いので、穴空け工具が使用不可。
C43. 修理後 SP接続端子取り付け穴。 ヤスリで、穴を外側上(下)へ広げる。
C44. 修理後 SP接続端子の穴(通線)の向きは安全の為、水平。
C45. 修理後 SP接続端子のサンドイッチスペード(Yラグ)対応。
           左=WBT 0681Cuを挿した所、 右=WBT 0661を挿した所。
C51. 修理中 RCA端子取り付け穴。
C52. 修理後 RCA端子増設。
C61. 交換部品
C62. 交換電解コンデンサー63V/10000μF測定。9500/9660μF。
C71. 修理前 上から見る
C72. 修理後 上から見る
C73. 修理前 下から見る
C74. 修理後 下から見る
C75. 修理後 後から見る。綺麗になりました。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
   よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00481%歪み。
               L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00532%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00420%歪み。
                L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00484%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00526歪み。
                L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00566%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00772%歪み。
               L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.00765%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.0267%歪み。
              L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.0258%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧30V=113W出力、 0.0244%歪み。
                L側SP出力電圧30V=113W出力、 0.0249%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0261%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0272%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
              仕様の通りこのあたりからフイルターが入り減衰する(約3dB)。
E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧7V=6.1W出力、 0.087%歪み。
                 L側SP出力電圧7V=6.1W出力、 0.087%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
               フイルターが入り減衰する(約6dB)。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅へ設置。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
S. QUAD 405 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ 405
両チャンネルを同時に駆動した場合の値です。
出力及び歪率(8Ω負荷、サイン波入力) 100Hz、100W出力時、0.01%以下
1kHz、100W出力時、0.01%以下
10kHz、100W出力時、0.05%以下
出力内部インピーダンス 0.03Ωと直列に3.3μH
オフセット電圧 7mV以下
周波数特性(1kHz基準) 低域=20Hzにて-1dB
高域=20Hzにて-0.1dB、50kHzにて-3dB
入力感度 0.5Vrms+−0.5dB(8Ω負荷、120W出力時)
入力インピーダンス 20kΩ(220pF)
スルーレート 0.1V/μs
最大入力限度 入力信号が+20dBまでなら瞬時に復帰します。
クロストーク(1kΩの入力負荷時) 80dB(100Hz)、70dB(1kHz)、60dB(10kHz)
SN比 -96dB(A補正時)、-93dB(補正なし)
パワーリミッター 50W/8Ω負荷時の制限
電源入力 100〜130V、200〜250V、50-60Hz
消費電力は信号レベルにより30〜350W。
外形寸法 幅340.5×高さ115×奥行195mm
プラグ及びソケットの分38mmを含む。
重量 9kg
価格 198,000円
                       quad405fh
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