Aurex SB−Λ77C 修理記録
平成17年12月13日持込    12月31日完成
A. 修理前の状況
  •  YAHOOオークションで購入
     スピーカ切り替えのスイッチがおかしく、出力Aでは音が出ず、 出力B側も、いったんボリュームを上げないと音が出ないことが ほとんどです。
     バランスつまみは「ガリ」がりいいます。

B. 原因
  • 経年劣化。

C. 修理状況
  • SP出力接続リレ−交換。
    RL(左右)バイアス・バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)
    電源遅延リレー交換。
    表示ランプ交換。
    初段FET交換。
    OP−AMP交換。

D. 使用部品
  • バイアス・バランス半固定VR                 6個。
    SP出力リレ−                           2個。
    電解コンデンサー                        53個。
    電源遅延リレー                          1個。
    表示ランプ                             8個。
    初段FET(電解トランジスター)                  2個。
    OP−AMP                            1個。

E. 調整・測定


F. 修理費   105,000円    オーバーホール修理。

S. TOSHIBA  Aurex SB−Λ77 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 点検中 上から見る。
A2. 点検中 下から見る
A3. 点検中 SP接続端子は挟み込みタイプ、パネルの穴が大きく、交換には当て板の製作が必要
A4. 点検中 SP接続リレー比較 左=着いていた接点容量7A=8Ω出力だと392W定格
                       右=交換する接点容量10A=8Ω出力だと800W定格
C. 修理状況
C1. 修理中 後パネルを取り基板修理中、汎用器なので、コネクターを使用していないので大変
C1A. 修理前 出力AMP基板
C1B. 修理後 出力AMP基板 半固定VR2個、SP接続リレー2個、電解コンデンサー18個交換
C1C. 修理前 出力AMP基板裏
C1D. 修理(ハンダ補正)後 出力AMP基板裏
C1E. 完成出力AMP基板裏 洗浄後
C1F. 修理前 出力AMP基板ラッピング
C1G. 修理後 出力AMP基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C1H. 修理前 出力AMP基板ラッピング
C1I. 修理後 出力AMP基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C2A. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板
C2B. 修理後 EQ−AMP&定電圧基板 半固定VR2個、電解コンデンサー19個交換
C2C. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板裏
            写真紛失
C2C1. 修理中 EQ−AMP&定電圧基板裏、ハンダ不良ケ所
C2C2. 修理中 EQ−AMP&定電圧基板裏、曲げる方向を考えて欲しい
C2D. 修理(ハンダ補正)後 EQ−AMP&定電圧基板裏
C2E. 完成EQ−AMP&定電圧基板裏 洗浄後
C2F. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板ラッピング
C2G. 修理後 EQ−AMP&定電圧基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C2H. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板RCA端子ラッピング
C2I. 修理後 EQ−AMP&定電圧基板RCA端子ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C3A. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板、R−EQ回路のNFB回路フイルム・コンデンサー、チュウブラ
C3B. 修理後 EQ−AMP&定電圧基板、R−EQ回路のNFB回路フイルム・コンデンサー
C3C. 修理前 EQ−AMP&定電圧基板、L−EQ回路のNFB回路フイルム・コンデンサー、チュウブラ
C3D. 修理後 EQ−AMP&定電圧基板、L−EQ回路のNFB回路フイルム・コンデンサー、チュウブラ
C4A. 修理前 突入電流抑制回路基板
C4A1. 修理中 突入電流抑制回路基板、リレーの上にハンダを垂らした!
C4B. 修理後 突入電流抑制回路基板 リレー交換
C4C. 修理前 突入電流抑制回路基板裏
C4D. 修理(ハンダ補正)後 突入電流抑制回路基板裏
C4E. 修理(ハンダ補正)後組み付け 突入電流抑制回路基板裏
C4F. 完成突入電流抑制回路基板裏 洗浄後
C4G. 修理前 突入電流抑制回路基板裏ラッピング
C4H. 修理後 突入電流抑制回路基板裏ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C5A. 修理前 クリーンドライブ端子基板
C5C. 修理前 クリーンドライブ端子基板裏
C5D. 修理(ハンダ補正)後 クリーンドライブ端子基板裏
C5E. 完成基板裏 クリーンドライブ端子洗浄後
C6. 修理中 前パネルを取り基板修理中、汎用器なので、コネクターを使用していないので大変
C6A. 修理前 整流基板
C6B. 修理後 整流基板 電解コンデンサー2個交換
C6C. 修理前 整流基板裏
C6D. 修理(ハンダ補正)後 整流基板裏
C6E. 完成整流基板裏 洗浄後
C7A. 修理前 プリAMP基板
C7B. 修理後 プリAMP基板 半固定VR2個、電解コンデンサー14個交換、写真で未交換は交換済み
C7B−1. 修理前 プリAMP基板ラッピング1
C7B−2. 修理後 プリAMP基板ラッピング1、ハンダを浸み込ませる
C7B−3. 修理前 プリAMP基板ラッピング2
C7B−4. 修理後 プリAMP基板ラッピング2、ハンダを浸み込ませる
C7B−5. 修理前 プリAMP基板ラッピング3
C7B−6. 修理後 プリAMP基板ラッピング3、ハンダを浸み込ませる
C7C. 修理前 プリAMP基板裏
C7C1. 修理中 プリAMP基板裏、曲げる方向を考えて欲しい
C7D. 修理(ハンダ補正)後 プリAMP基板裏
C7E. 修理中 プリAMP基板裏、 余分なフラックスを取る
C7F. 完成プリAMP基板裏 洗浄後
C8A. 修理前 入力切り替えSW基板
C8B. 修理後 入力切り替えSW基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C8C. 修理前 入力切り替えSW基板裏
C8D. 修理(ハンダ補正)後 入力切り替えSW基板裏
C8E. 完成入力切り替えSW基板裏 洗浄後
C9A. 修理前 メインVR基板
C9C. 修理後 メインVR基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
C9C. 修理前 メインVR基板裏
C9D. 修理(ハンダ補正)後 メインVR基板裏
C9E. 完成メインVR基板裏 洗浄後
CAA. 修理前 電源SW基板裏+SP切り替えSW基板
CAB. 修理後 電源SW基板裏+SP切り替えSW基板ラッピング、ハンダを浸み込ませる
CAC. 修理前 電源SW基板裏+SP切り替えSW基板裏
CAD. 修理後 電源SW基板裏+SP切り替えSW基板裏
CAE. 完成 電源SW基板裏+SP切り替えSW基板裏 洗浄後
CBA. 修理前 ランプ基板1
CBB. 修理後 ランプ基板1、ランプ2個交換
CBC. 修理前 ランプ基板1裏
CBD. 修理(ハンダ補正)後 ランプ基板1裏
CBE. 完成ランプ基板1裏 洗浄後
CCA. 修理前 ランプ基板2
CCB. 修理後 ランプ基板2、ランプ6個交換
CCC. 修理前 ランプ基板2裏
CCD. 修理(ハンダ補正)後 ランプ基板2裏
CCE. 完成ランプ基板2裏 洗浄後
CDA. パネル清掃、合成なので浸み込みに注意する
CDB. 交換した部品
CEA. 修理前 上から見る
CEB. 修理後 上から見る
CEC. 修理前 下から見る
CED. 修理後 下から見る
CF. 完成
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
     下左端オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中左オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下中右周波数計
     上中左=SP出力の歪み率測定 左メ−タ−=L出力、右メ−タ−=R出力
     上中右=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右端オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み AUX入力 1000HZ
E2B. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み AUX入力 1000HZ
E2C. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み AUX入力 400HZ
E2D. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み AUX入力 400HZ
E3A. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MM入力 1000HZ
E3B. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MM入力 1000HZ
E3C. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MM入力 400HZ
E3D. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MM入力 400HZ
E4A. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MC入力 1000HZ
E4B. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MC入力 1000HZ
E4C. R側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MC入力 400HZ
E4D. L側SP出力電圧30V=112W 0.02%歪み MC入力 400HZ
E5. 完成  24時間エージング。 右は  HMA−9500mkU. 28台目
S. TOSHIBA  Aurex SB−Λ77 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ Aurex SB-Λ77
パワーアンプ部
連続出力 100W+100W(8Ω、20Hz〜20kHz)、105W+105W(8Ω、1kHz)
全高調波歪率 0.007%(定格出力時)
混変調歪率 0.007%(定格出力時)
周波数特性 DC〜300kHz +0 -3dB
出力帯域幅(IHF、歪率0.05%) 5Hz〜80kHz(8Ω、両ch駆動)
スピーカーインピーダンス 8Ω〜16Ω
プリアンプ部
入力感度/インピーダンス Phono MM=2.5mV/47kΩ
Phono MC=0.25mV/100Ω
Tuner、Aux、Tape play=200mV/50kΩ
録音出力 200mV
周波数特性 DC〜300kHz +0 -3dB
全高調波歪率 0.007%
トーンコントロール Bass=±8dB(100Hz)、Treble=±8dB(10kHz)
サブソニックフィルター 16Hz、6dB/oct
ミューティング -20dB
イコライザー偏差 20Hz〜20kHz ±0.2dB
Phono最大許容入力(1kHz、歪率0.01%) MM=300mV、MC=20mV
SN比(IHF-Aネットワーク、ショートサーキット) Phono MM=90dB
Phono MC=71dB
Tuner、Aux、Tape play=108dB
総合
使用半導体 トランジスタ=80個、IC=2個、ダイオード=40個、FET=18個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 170W
外形寸法 幅420×高さ151×奥行399mm
重量 11.5kg
付属 クリーンドライブ歪検知用ケーブル(3.5m)×4
価格 \175,000、1980年頃
                sb77c-2n
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