Mcintosh MC60. 4台目修理記録
3台目とペアーです        平成19年8月27日持込   11月22日完成
A. 修理前の状況
  • 静粛無音時若干のノイズが出る。
    オーバーホール。

T. 仮修理での測定

B. 原因
  • 経年変化

C. 修理状況
  • 整流管(5U4)ソケット交換....ユーザーの希望で残す
    終段(KT−88)ソケット交換
    前段MT管ソケット交換
    ブロックコンを除く電解コンデンサー交換
    フイルムコンデンサー交換
    配線手直し、補強

D. 使用部品/1台分
  • タイト製USソケット            4個
    タイト製MTソケット            4個
    電解コンデンサー             個
    フイルムコンデンサー           個
    抵抗                      個

E. 調整・測定

F. 修理費    50,000円   「オーバーホール修理」
                        「但し、真空管は別途」

このクラスのKT−88は良質な物を選択すること。
又、前段12AX7/ECC83と直結なので、こちらも同様の配慮が必要。


A. 修理前の状況
A11. 点検中 上から見る
A12. 点検中 左「入出力端子」側から見る
A13. 点検中 右側から見る
A14. 点検中 下から見る
A21. 点検中 下蓋を見る、 塗装されている
A22. 点検中 下蓋内側を見る、McIntoshのネームプレート止めが1個無い 
A31. 点検中 交換するUSソケット、MT9ピンソケットの比較
A32. 点検中 真空管ソケット下配線
A41. 点検中 基板
A42. 点検中  基板裏
A51. 点検中 整流管5Z4 4本
A52. 点検中 出力管6550 4本
A53. 点検中 点検中 出力管6550 の比較、左端は新品の6550、右端は新品のKT88
T. 修理前の測定
T1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
T21. SP出力21V=55W 歪み率=2%  1000HZ
T22. SP出力21V=55W 歪み率=2.6%  400HZ
T3. 使用真空管
C. 修理状況
C11. 修理前 ソケット回り配線
C12. 修理中 5U4の高圧の配線、半田の角が出ている、AC400Vなので難無きだが100Vになると!!
C13. 修理中 トランスからのKT−88等のヒーター電圧供給配線、半田が乗っていない!
C14. 修理前 ソケット回り配線、半田を取った所、これから絡み配線を取る
C15. 修理語 ソケット回り配線
C21. 修理前 基板
C22. 修理後 基板、左端未半田は渡りが有る為
C23. 修理前 基板裏
C24. 修理後 基板裏、右端未半田は渡りが有る為
C31. 修理前 RCA端子
C32. 修理後 RCA端子、ツマミ(支給品)交換
C41. 修理前 真空管ソケット
C42. 修理(交換)後 真空管ソケット
C5. 交換部品
C61. 修理前 上から
C62. 修理後 上から
C63. 修理後 真空管を付けて上から
C64. 修理前 下から
C65. 修理後 下から
E. 調整・測定
E1. 調整・出力測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E2. SP出力22V=60W 歪み率=0.8%  1000HZ
E3. SP出力22V=60W 歪み率=0.9%  400HZ
E4. 24時間エージング中
E5. 整流管の比較、両サイドが5U4G、真ん中の二つが5AR4 で左がHiFi用で袴が金属製
                5AR4は傍熱型でヒーター電流が1.9Aと少ない、5U4は3A。
                  mc60-4y
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