Sharp SMーSX300. 3台目修理記録
2020/8/15到着    /完成
A. 修理前の状況
  • 私の所有する当該アンプは5〜6年程前にオークションで購入しました。
    購入後、しばらく経つと、電源投入時数秒してから[P]の表示が出て音が出ないようになりました。 (貴工房で同様の症状が出ている個体の修理履歴を確認いたしました) 。
    当時はメーカー修理ができる状態で症状は一時治まりましたが、 その後、症状が再発し、メーカーにも在庫部品がなく修理ができない状況に陥りました。
    代替のアンプを探し、1bitアンプ開発者が携わっているnmode社の X-PM100を購入、 使用し続けておりましたが、SM-SX300の方が鮮やかな音を出していたように感じ、 何とか修理ができないものかとwebを徘徊して見つけた次第です。

      

B. 原因
  • 1ビットアンプ肝心の所がSX300では無くSX200のVerUP品! 初めからなのか、修理時に交換か不明!
  • 1ビットアンプ故障、終段FET(電界効果トランジスター)焼損。
    DC-DC電源モジュール1個焼損。
    シャープの過去修理時は40,500円/1個で交換費3万円で合計111,000円の修理費。
    SM-SX200/SM-SX300にはVICOR社の旧製品が使われていて、現在は購入不可。
    VICOR社の最新現製品2個に置き換えをします(混在不可)。
    プロテクト回路故障(DC-DCコンバーター不良の場合、「P」表示が出る)。

C. 修理状況
  • 通常修理なので、非公開。


E. 調整・測定

F. 修理費       0,000円。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Sharp SMーSX300 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る。
A132. 点検中 後から見る。 入出力端子郡。
A133. 点検中 後から見る。 SP接続端子、AC入力。白い台のSP接続端子が凹んでいる。
A134. 点検中 後から見る。 SP接続端子の取り付けシャーシが凹んでいる。
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る。
A17. 点検中 SP接続基板の配線。
A18. 点検中 SP接続基板の配線、拡大。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A31. 点検中 購入終段FET(電界効果トランジスター)。 Id=2.5mA時のVgs測定結果。工場出荷の1レーンを購入したので誤差が少ない。
A32. 点検中 Id=2.5mA時のVgs測定中
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 部品・基板を取り去ったシャーシ。
C11. 修理中 1ビットAMP。
C12. 修理中 1ビットAMP基板。
           1ビットAMPの肝心の所がSX300では無くSX200のVerUP品! 初めからなのか、修理時に交換か不明!
C13. 修理中 1ビットAMP基板裏。
C14. 修理中 1ビットAMP基板裏。フイルタへの出力配線半田。
C15. 修理(交換)中 1ビットAMP基板。 焼損した終段FET(電界効果トランジスター)。
C16. 修理中 ドライバーICの交換には拡大鏡が必要。
C17. 修理中 さらに点検はズーム型実体顕微鏡で行う。
C21. 修理中 AC−DCコンバーター基板。 出力=250VDC。
C22. 修理中 AC−DCコンバーター基板裏。 出力=250VDC。
C31. 修理中 DC−DCコンバーター基板。
C32. 修理中 取出した、焼損DC−DCコンバーター。
C33. 修理中 交換するDC−DCコンバーターユニット2個。 RoHS合格品。
C34. 修理中 DC−DCコンバーター基板裏。
C35. 修理中 DC−DCコンバーター基板裏。DC−DCコンバーターの出力端子半田が+−で異なる。
C36. 修理中 DC−DCコンバーター基板裏。DC−DCコンバーターの出力端子半田が+−で異なる。
C37. 修理中 DC−DCコンバーター基板裏。DC−DCコンバーターを挿入した所。
C38. 修理中 ダイオード基板。
C39. 修理中 ダイオード基板裏。
C41. 修理中 電源フイルター基板。 電源ヒューズは15A、 100V×15A=1.5KVA。
C42. 修理中 電源フイルター基板裏。
C51. 修理中 制御基板。
C52. 修理中 制御基板裏。
C61. 修理中 SP接続リレー基板。 リレー定格電流5Aなので、5A×5A×4Ω=200W。4オーム出力の時はバイワイヤーが良い。
C62. 修理中 SP接続リレー基板裏。
C71. 修理中 4連メインVR基板。
C72. 修理中 4連メインVR基板裏。
C81. 修理中 デジタル基板。
C82. 修理中 デジタル基板裏。
C9. 修理中 後パネル裏。
C92. 修理中 3Pインレット、SP出力接続端子裏。
C93. 修理中 アナログ基板裏。
C94. 修理中 デジタル入力端子裏。
CA. 修理中 前パネル裏。
CA2. 修理中 電源SW。両切り仕様。
CA3. 修理中 電源SW裏。
CA4. 修理中 操作SW基板。
CA5. 修理中 操作SW基板裏。
CA6. 修理中 LED表示基板。
CA7. 修理中 LED表示基板裏。
CA8. 修理中 音量表示VR基板。
CA9. 修理中 音量表示VR基板裏。
CAA. 修理中 音量表示LED基板。
CAB. 修理中 音量表示LED基板裏。
CB3. 修理前 前回の修理で左パネル押さえ止ビスを3本忘れ!
CB4. 修理後 左パネル押さえ止ビス。 全ビス取り付け。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
入出力点検確認。
ライン1のアナログ入力、ライン2のバランス入力 、ライン出力点検確認済み。
デジタルNo1のST入力、デジタルNo2のBNCケーブル入力、デジタルNo3のRCAケーブル入力点検確認済み。
デジタルNo4の光ケーブル入力、デジタルNo5のSACD/1ビット入力(RCA入力)点検確認済み。
80kHz前後にクロック漏れが200mVPP(10mVrms)位あり、80kHzのローパスフイルターを挿入して測定。
仕様では、0.05%(1kHz、1W出力時)
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧34V=144.5W出力、 0.0475%歪み。
             L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.059%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 500Hz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0452歪み。
              L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0520%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E3. 1kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.089歪み。
             L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.088%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 10kHz入力、R側SP出力電圧35V=153W出力、 0.170%歪み。
              L側SP出力電圧35V=153W出力、 0.158%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E5. 完成 引き続き24時間エージング。 左は SAE MARK 2500
E6. 完成 引き続き24時間エージング。 左はAura Note premier
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. Sharp SMーSX300 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 1ビットアンプ SMーSX300
定格出力(1kHz) 150W+150W(8Ω)、200W×2ch(4Ω時)。
周波数特性 5Hz〜100kHz +1 -3dB
全高調波歪率 0.05%(1kHz、1W出力時)
ダイナミックレンジ 105dB
サンプリング周波数 約11.2MHz
A/Dノイズシェーピング 7次刄ー変調ノイズシェーピング
入力端子 ST光デジタル入力=1系統
BNC同軸デジタル入力=1系統
RCA同軸デジタル入力=1系統
角型光デジタル入力=1系統
RCAアナログ入力=2系統
XLRアナログ・バランス入力=1系統
出力端子 角型光デジタル出力=1系統
RCAアナログ出力=1系統
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 195W
最大外形寸法 幅472×高さ89×奥行488mm(つまみ・突起部含む)
重量 約19kg
付属品 電源ケーブル×1、取扱説明書×1、保証書×1、 フロント用台座×2、リア用台座×2
価格 ※受注生産品 \1,890,000税抜価格 (2004年7月20日発売)
Sharp SMーSX100 サービスマニアルよりのSP出力ノイズ特性。
                    sx300_3i
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